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2019-10271-0201
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2019 電気通信大学 後期
【1】で配点60点
易□ 並□ 難□
【1】 以下の[Ⅰ],[Ⅱ]に答えよ.解答は結果のみを解答用紙の指定された欄に記入せよ.この問題に限り,結果に至る過程や説明を書く必要はない.
[Ⅰ] 次の問いに答えよ.
(ⅰ) y=x -1 のグラフと y =a⁢x のグラフが異なる 2 つの共有点をもつための定数 a の条件を求めよ.
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(ⅱ) 定積分 ∫0π | sin⁡x+ 3⁢cos ⁡x| ⁢dx を求めよ.
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(ⅲ) 極限値 limn→ ∞ 1n ⁢ ∑k=1 n 1 n+2⁢ k を求めよ.
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[Ⅱ] 座標空間において,平面 z =0 上に正三角形 ABC を,重心が原点 O , 頂点 A の座標が ( 2,0, 0) , 頂点 B の y 座標が正となるようにとる.このとき,次の問いに答えよ.
(ⅳ) 点 D を四面体 ABCD が正四面体となるようにとる.ただし, D の z 座標は負とする.このとき,頂点 D の座標を求めよ.
(ⅴ) z 軸上の点 P ( 0,0, t) ( 0<t< 1 ) を中心とする半径 1 の球面を考える.この球面と平面 z =0 で囲まれた 2 つの部分のうち, z=0 の下側( z ≦0 )の部分の体積を t の式で表せ.
(ⅵ) (ⅴ)の球面と正四面体 ABCD の面 BCD が接するとき, t の値を求めよ.
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配点60点
【2】 関数
f⁡( x)= log⁡( 1-x2 )+ log⁡2 ( -1≦x <1 )
について,以下の問いに答えよ.ただし, log⁡x は e を底とする自然対数を表す.
(ⅰ) 曲線 y =f⁡( x) と x 軸との交点の x 座標をすべて求めよ.
(ⅱ) 導関数 f′ ⁡( x) を求めよ.
(ⅲ) 関数 f ⁡( x) の極値を求めよ.
(ⅳ) 0<t< 1 に対して,次の定積分の値を t の式で表せ.
I⁡( t)= ∫ 0t dx1 -x2
(ⅴ) 曲線 y =f⁡( x) のうち, x 軸の上側( y ≧0 )にある部分の曲線の長さ L を求めよ.
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【3】 放物線 C :y= x2 上に 2 点 P , Q をとり,線分 PQ の中点を M とする.ただし,点 P の x 座標は点 Q の x 座標より小さいものとする.以下の問いに答えよ.
[Ⅰ] 点 P , Q の x 座標をそれぞれ a , b ( a<b ) とするとき,
(ⅰ) 線分 PQ の長さ L を a , b の式で表せ.
(ⅱ) さらに,線分 PQ の中点 M の座標を ( x,y ) とするとき, a+b , a⁢b をそれぞれ x , y の式で表せ.
[Ⅱ] 2 点 P , Q が,線分 PQ の長さを 2 に保って,放物線上を動くとき,
(ⅲ) 点 M の軌跡の方程式を y =f⁡( x) の形で求めよ.
(ⅳ) (ⅲ)で求めた関数 f ⁡( x) の極値をすべて求めよ.
(ⅴ) 点 M の y 座標を最小にする 2 点 P , Q の組をすべて求めよ.
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【4】 関数 f ⁡( t) , g⁡( t) を
f⁡( t)= t⁢( π-t ), g⁡( t)= 2⁢sin⁡ t-sin⁡ 2⁢t
と定義する.座標平面上の曲線 C が,媒介変数 t を用いて
x=f ⁡( t) , y=g ⁡( t) ( 0≦t≦ π )
と表されるとき,以下の問いに答えよ.
(ⅰ) 曲線 C 上で x 座標が最大になる点を A , y 座標が最大になる点を B とする.点 A , 点 B の座標を求めよ.
(ⅱ) t= π3 に対応する曲線 C 上の点を T とする.点 T の座標と, T における C の接線の傾きを求めよ.
(ⅲ) 極限 limt→ +0 g ⁡( t) f⁡( t) および limt→ π-0 g⁡( t) f⁡( t) を求めよ.
(ⅳ) a が 0 でない定数のとき,不定積分 ∫t⁢ sin⁡a⁢ t⁢dt を求めよ.ただし,積分定数は省略してよい.
(ⅴ) 曲線 C によって囲まれた部分の面積 S を求めよ.
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【5】 複素数平面上の動点 P は時刻 0 で点 z0= - 3+i 2 にある.時刻 n で P が点 z n ( n=0 , 1 , 2 , ⋯ ) にあるとき,時刻 n +1 で P がある点 z n+1 は
ⓐ 確率 p で - zn ⓑ 確率 q で i ⁢zn ⓒ 確率 r で 1-3 ⁢i2 ⁢ zn
という規則で決まるとする.ここで, p , q , r は p +q+r =1 を満たす正の定数であり, i は虚数単位を表す.このとき,以下の問いに答えよ.
(ⅰ) z0 , z1 の絶対値 |z 0| , |z 1| を求めよ.
(ⅱ) z 1z0 の偏角がとりうる値を求め,それぞれの値をとる確率を p , q , r を用いて表せ.ただし,偏角がとりうる値は 0 以上 2 ⁢π 未満の範囲で答えよ.
(ⅲ) |z 1-z 0| がとりうる値を求め,それぞれの値をとる確率を p , q , r を用いて表せ.
(ⅳ) z5 =1 となる確率を p , q , r を用いて表せ.
(ⅴ) |z 4-z 0| =1 となる確率を p , q , r を用いて表せ.