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【2】 虚数単位をで表した複素数平面上の図形について,次のをうめよ.
原点をとする複素数平面上に点を考える.ここで点は原点と点と異なる点とし,
を定義する.のとき,である.は実数値で答えよ.また,このに対して,である.ただしは弧度法で答えよ.
が実数値をとるようながどのような図形の上にあるかを考える.を整理してのみの式にすると
(*)
となるので,点は中心が複素数で表され,半径の円周上にあることがわかる.この円をとする.次の式
をみたす点の表す図形と円との共有点を調べる.複素数に対して
とおく.が図形と円との共有点になるとする.は図形上の点だから,の実部はである.さらには(*)の式を満たすので,点は中心を表す複素数がであって,半径がである円周上にある.このことから
と求まる.