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2020-11613-0301
2020 兵庫県立大学 中期
社会情報学部
配点率20%
易□ 並□ 難□
【1】 正の実数 a , b ( a≠1 , b≠1 ) と,実数 k ( k≠0 ) に対して,正の実数 x の関数 f ⁡(x ) と g ⁡(x ) を次で定める.
f⁡( x)=k ⁢loga ⁡x , g⁡( x)= loga⁡x +logb ⁡x
以下の問に答えなさい.ただし対数の性質を用いてもよい.
(1) 任意の x> 0, y>0 に対して,次の 2 つの等式が成り立つことを示しなさい.
f⁡( x⁢y) =f⁡( x)+ f⁡( y), g⁡( x⁢y) =g⁡( x)+g ⁡(y )
(2) c=a1 k とおく.このとき, f⁡( x)=log c⁡x が任意の x> 0 に対して成り立つことを示しなさい.
(3) a⁢b≠ 1 のとき, g⁡( x)= logd⁡x が任意の x >0 に対して成り立つような実数 d を a , b を用いて表しなさい.
2020-11613-0302
【2】 x⁣y 平面において,円 C は放物線 P :y=x 2 と点 T (t, t2 ) ( t>0 ) で接している.したがって,円 C の点 T における接線は,放物線 P の点 T における接線に一致している.また,円 C は点 A (a, 0) ( a>0 ) で x 軸と接している.以下の問に答えなさい.
(1) t= 12 のとき,円 C の半径 r を求めなさい.
(2) a を t を用いて表しなさい.
(3) a と t の少なくとも一方は整数ではないことを示しなさい.ただし,「自然数 n が平方数(ある自然数の 2 乗である数)でないなら n は無理数である」ことを用いてもよい.
2020-11613-0303
【3】 3 次方程式 x 3+b⁢ x2+c ⁢x+d= 0 の 3 つの複素数解(重解の場合も含む)を α , β , γ とする.ただし, b , c , d は実数である.以下の問に答えなさい.
(1) α+β +γ , α2+ β2+ γ2 , α3+ β3+ γ3 が実数であることを示しなさい.
(2) 任意の自然数 n に対して α n+β n+γ n が実数であることを示しなさい.
2020-11613-0304
【4】 原点を O とする x⁣ y 平面上で, 0≦θ< π2 に対し,次の 2 点 A , B を考える.
A (1+ cos⁡2⁢θ ,sin⁡2⁢ θ)
B (- 12+cos ⁡(2⁢ θ+ 23⁢ π), 32 +sin⁡(2 ⁢θ+ 23⁢ π))
以下の問に答えなさい.
(1) OA=2⁢ cos⁡θ を示しなさい.
(2) 線分 AB の中点を M する.直線 OM と直線 AB が直交することを示しなさい.
(3) 直線 AB は θ の値によらず定点 ( 12 , 3 2) を通ることを示しなさい.
2020-11613-0305
【5A】,【5B】から1題選択
【5A】 0 , 1 からなる長さ n ( n≧1 ) の列のうち, 0 が連続する並びを含まない列の集合を P n, その要素の個数を a n とする.たとえば n= 4 のとき,長さ 4 の列 0101 や 1111 は P 4 に含まれるが, 1001 は P 4 に含まれない.また, n=1 のとき P 1={ 0,1 } であるため a 1=2 である.以下の問に答えなさい.
(1) P2 , P3 , a2 , a3 をそれぞれ求めなさい.
(2) n≧1 のとき, an+ 2 を a n+1 , an を用いて表しなさい.
(3) 2 次方程式 x 2-x- 1=0 の 2 つの解を α , β ( α>β ) とするとき,数列 { an } の一般項 a n は, an= 15 ⁢ (α n+2- βn+2 ) で与えられることを示しなさい.
2020-11613-0306
【5B】 関数 y= f⁡(x )=x⁢ (1-log ⁡x) ( x>0 ) について,以下の問に答えなさい.ただし, log⁡x は x の自然対数を表す.
(1) y=f⁡ (x ) のグラフをかきなさい.ただし, limx→ +0x ⁢log⁡x =0 を用いてもよい.
(2) y=a⁢ x+b が y =f⁡( x) ( x>0 ) の接線であるとき, b を a を用いて表しなさい.
(3) x⁣y 平面において,直線 l :y=t⁢ x+t⁢ (1-log ⁡t) ( t>0 ) を考える. t の値がすべての正の実数にわたり変化するとき,直線 l が通過する点全体がなす領域を D とする.領域 D を図示しなさい.
2020-11613-0307
理学部
【1】
f⁡( x)= sin⁡ 4⁢xsin ⁡x (0<x ≦π 2)
とするとき,次の問いに答えよ.
(1) 関数 f⁡ (x) のとる値の範囲を求めよ.
(2) 曲線 y= f⁡(x ) と x 軸とで囲まれた図形の面積を求めよ.
2020-11613-0308
【2】 曲線 y= log⁡(1 +x2 ) と x 軸と,直線 x= 1 で囲まれた図形を y 軸のまわりに 1 回転してできる立体の体積を求めよ.
2020-11613-0309
【3】 座標空間において 2 点 F (1,0 ,0) , F′ (-1 ,0,0 ) がある.点 P (x, y,z ) で
PF+P F′ ≦4
をみたす点全体からなる立体の体積を求めよ.
2020-11613-0310
【4】 分数 27 を 27=0. a1a2 a3⋯ と小数で表す.つまり小数第 n 位の数 ( 0 から 9 までの整数)を a n とする.このとき,次の問いに答えよ.
(1) a100 を求めよ.
(2) ∑ n=1100 an を求めよ.
(3) 無限級数 ∑n= 1∞ an 2n の和を求めよ.
2020-11613-0311
【5】 複素数平面上の円 C を方程式 | z-(2 +3⁢i )|= 1 によって定める.このとき,次の問いに答えよ.
(1) 原点 O ⁡(0 ) を通る直線が C 上の 2 点 P ⁡(z ), Q⁡ (w ) で交わるとき, 2 つの複素数の絶対値の積 | z|⋅ |w | は,このときの直線によらず一定であることを示し,その値を求めよ.
(2) 複素数 z が C 上を動くとき,複素数 1z によって与えられる点の軌跡を求め,図示せよ.