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2020 立命館大学 文系学部A方式2月1日実施

易□ 並□ 難□

【1】

〔1〕  x 軸に接し,点 (s ,t) を中心とする円を C 直線 y=x l とする.ただし, s>t>0 とする.

(a) 円 C の半径は で,中心から直線 l までの距離は である.

(b) 円 C と直線 l が共有点をもつための条件は, ts< である.

(c) 円 C と直線 l が異なる 2 つの共有点 P Q をもち,円 C 上に ▵PQR が正三角形となるように点 R をとる.このとき, ts = である.

(d) (c)の正三角形の面積が 123 となるとき, s= t= である.

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【1】

2020年立命館大文系2月1日実施2020148910102の図

〔2〕 図の から 6 つの部分を色鉛筆を使って塗り分ける方法について考える.ただし, 1 つの部分は 1 つの色で塗り,隣り合う部分は異なる色で塗るものとする.答えは記号を用いず,数字で求めよ.

(a)  6 色で塗り分ける方法は, 通りである.

(b)  5 色で塗り分ける方法は, 通りである.

(c)  4 色で塗り分ける方法は, 通りである.

(d)  3 色で塗り分ける方法は, 通りである.



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【1】

〔3〕  2 つの放物線 F1 y=x2 +12x+2 F2 y=x2 -6x+11 がある. F1 F2 の両方に接する直線 l y= x - である.このとき,放物線 F1 と直線 l は点 , ) で接しており,放物線 F2 と直線 l は点 ( , ) で接している.また, 2 つの放物線 F1 F2 と直線 l で囲まれた部分の面積は である.

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【2】 以下の問いに答えよ.なお,別表の数値を使うよう指示があるところは,その数値を使って解答すること.

〔1〕 いま,銀行に X 円を預金するとき,年間で 4 % すなわち X×0.04 円の利子が 1 年後につくものとする.この年利率の下で 100 万円の預金をしたとき, 1 年後には,その元利合計(元の預金額と利子を合計した金額)は 万円となる.これは,現在の 100 万円と 1 年後に得られる 万円とは同じ価値を持つことを意味しており, 1 年後に得られる 万円は,現在の価値に換算すれば 100 万円ということになる.したがって, 1 年後に得られる 100 万円を現在の価値に換算すれば 100 1.04 万円となる.このように,将来に発生するお金と,それを現在の価値に換算したものとは,その大きさが異なる.

別表

n 1 1.04n n 1 1.04n
3 0.89 15 0.56
4 0.85 20 0.46
5 0.82 25 0.38
6 0.79 30 0.31
7 0.76 35 0.25
8 0.73 40 0.21
9 0.70 45 0.17
10 0.68 50 0.14

〔2〕 預金する期間にわたって年利率が 4 % で変わらなければ,複利法(受け取った利子を毎年預金額に繰り入れる方法)の計算により,最初に 100 万円を預金したときから 10 年後の元利合計は, 100×1.04 万円となる.このことから,〔1〕と同様に考えれば, 10 年後に得られる 100 万円という金額は,現在の価値に換算すれば,別表の数値を使って, 万円ということになる.このような方法で将来得られる Y 円を現在の価値に換算したものは,将来の Y 円の「現在価値」と呼ばれる.

〔3〕 以上の考え方に従って,耐用年数(利用し続けることができる年数)が 20 年の発電施設Aが生み出す収益の現在価値を考える.この施設は, 1 年後, 2 年後, 20 年後まで,毎年 100 億円の収益を生み出すものとする.年利率は 4 % で変わらないとして, t 年後の 100 億円の現在価値を at で表し, a1 a2 a20 の数列を考えるとき,その数列は,初項が 億円,公比が の等比数列となる.したがって,この発電施設 A 20 年間にわたって生み出す収益の現在価値の合計は,別表の数値を使って, 億円となる.

〔4〕 次に,耐用年数が 10 年の発電施設 B が生み出す収益の現在価値を考える.この施設は t 年後に 900 (1.04) 4t 億円の収益を生み出すものとする.年利率は 4 % で変わらないとして,この施設が生み出す t 年後の収益の現在価値を bt で表し, b1 b2 b10 の数列を考えるとき,その数列は,別表の数値を使って,初項が 億円,公比が の等比数列となる.したがって,この発電施設 B 10 年間にわたって生み出す収益の現在価値の合計は,別表の数値を使って, 億円となる.

〔5〕 〔4〕の発電施設 B 10 年ごとに 3 回建設する状況を考える.年利率は 4 % で変わらないとき,発電施設 B 3 回の建設により,合計 30 年にわたって生み出される収益の現在価値の合計は,別表の数値を使って, × 億円となる.



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【3】 次の問いに答えよ.ただし, -π2 <θ< π2 とする.

〔1〕  tan2θ cosθ を用いて表せ.

〔2〕  tanθ=x とするとき, sin2θ cos2θ x で表せ.

〔3〕  x がすべての実数値をとるとき,分数式 7 +6x-x 21+x 2 の最大値を求める.

(a) 〔2〕の結果を利用して,分数式を sin2 θ cos2θ を用いて表せ.

(b) (a)の結果を用いて,分数式の最大値を求めよ.

〔4〕 〔3〕の分数式が最大値をとるときの x の値を求めよ.

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