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2021-10261-0101
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2021 東京大学 前期
文科
易□ 並□ 難□
【1】 a を正の実数とする.座標平面上の曲線 C を y=a⁢ x3−2⁢ x で定める.原点を中心とする半径 1 の円と C の共有点の個数が 6 個であるような a の範囲を求めよ.
2021-10261-0102
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【2】 N を 5 以上の整数とする. 1 以上 2⁢N 以下の整数から,相異なる N 個の整数を選ぶ.ただし 1 は必ず選ぶこととする.選んだ数の集合を S とし, S に関する以下の条件を考える.
条件1: S は連続する 2 個の整数からなる集合を 1 つも含まない.
条件2: S は連続する N-2 個の整数からなる集合を少なくとも 1 つ含む.
ただし, 2 以上の整数 k に対して,連続する k 個の整数からなる集合とは,ある整数 l を用いて {l ,l+1,⋯ ,l+k-1 } と表される集合を指す.例えば {1, 2,3,5,7 ,8,9,10 } は連続する 3 個の整数からなる集合 {1, 2,3} , {7,8, 9}, {8,9, 10} を含む.
(1) 条件1を満たすような選び方は何通りあるか.
(2) 条件2を満たすような選び方は何通りあるか.
2021-10261-0103
数学入試問題さんの解答(PDF)へ
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望星塾さんの解答(PDF1頁3行目)へ
文科,理科共通
理科は【1】
【3】 a, b を実数とする.座標平面上の放物線
C:y=x 2+a⁢x+ b
は放物線 y=- x2 と 2 つの共有点を持ち,一方の共有点の x 座標は -1<x <0 を満たし,他方の共有点の x 座標は 0<x <1 を満たす.
(1) 点 (a, b) のとりうる範囲を座標平面上に図示せよ.
(2) 放物線 C の通りうる範囲を座標平面上に図示せよ.
2021-10261-0104
入試の軌跡 数学さんの解答(PDF6頁)5行目へ
望星塾さんの解答(PDF7頁6行目)へ
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【4】 以下の問いに答えよ.
(1) 正の奇数 K , L と正の整数 A , B が K⁢A =L⁢B を満たしているとする. K を 4 で割った余りが L を 4 で割った余りと等しいならば, A を 4 で割った余りは B を 4 で割った余りと等しいことを示せ.
(2) 正の整数 a , b が a>b を満たしているとする.このとき, A=C4 ⁢b+1 4⁢a+ 1 , B=Cb a に対して K⁢A =L⁢B となるような正の奇数 K , L が存在することを示せ.
(3) a, b は(2)の通りとし,さらに a-b が 2 で割り切れるとする. C4⁢b+ 1 4⁢ a+1 を 4 で割った余りは Cb a を 4 で割った余りと等しいことを示せ.
(4) C37 2021 を 4 で割った余りを求めよ.
2021-10261-0105
入試の軌跡 数学さんの解答(PDF4頁)5行へ
望星塾さんの解答(PDF3頁6行目)へ
理科
【2】 複素数 a , b, c に対して整式 f⁡( z)=a⁢ z2+b⁢ z+c を考える. i を虚数単位とする.
(1) α, β, γ を複素数とする. f⁡(0 )=α , f⁡(1 )=β , f⁡(i )=γ が成り立つとき, a, b, c をそれぞれ α , β, γ で表せ.
(2) f⁡(0 ), f⁡(1 ), f⁡(i ) がいずれも 1 以上 2 以下の実数であるとき, f⁡(2 ) のとりうる範囲を複素数平面上に図示せよ.
2021-10261-0106
入試の軌跡 数学さんの解答(PDF5頁10行)へ
望星塾さんの解答(PDF5頁18行目)へ
【3】 関数
f⁡(x )=x x2+3
に対して, y=f⁡( x) のグラフを C とする.点 A (1,f⁡ (1) ) における C の接線を
l:y=g ⁡(x )
とする.
(1) C と l の共有点で A と異なるものがただ 1 つ存在することを示し,その点の x 座標を求めよ.
(2) (1)で求めた共有点の x 座標を α とする.定積分
∫α 1{ f⁡(x )-g⁡ (x) }2⁢ dx
を計算せよ.
2021-10261-0107
入試の軌跡 数学さんの解答(PDF9頁)へ
望星塾さんの解答(PDF9頁)へ
【5】 α を正の実数とする. 0≦θ≦π における θ の関数 f⁡ (θ) を,座標平面上の 2 点 A (-α,- 3), P (θ+sin ⁡θ,cos⁡θ ) 間の距離 AP の 2 乗として定める.
(1) 0<θ<π の範囲に f′ ⁡(θ) =0 となる θ がただ 1 つ存在することを示せ.
(2) 以下が成り立つような α の範囲を求めよ.
0≦θ≦π における θ の関数 f⁡( θ) は,区間 0<θ <π2 のある点において最大になる.
2021-10261-0108
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【6】 定数 b , c, p, q, r に対し,
x4+b⁢ x+c=( x2+p⁢ x+q)⁢ (x2- p⁢x+r )
が x についての恒等式であるとする.
(1) p≠0 であるとき, q, r を p , b で表せ.
(2) p≠0 とする. b, c が定数 a を用いて
b=(a 2+1) ⁢(a+2 ), c=-(a+ 34 )⁢( a2+1 )
と表されているとき,有理数を係数とする t についての整式 f⁡( t) と g⁡( t) で
{p2- (a2+ 1)}⁢ {p4+ f⁡(a) ⁢p2+g ⁡(a) }=0
を満たすものを 1 組求めよ.
(3) a を整数とする. x の 4 次式
x4+( a2+1) ⁢(a+2 )⁢x−( a+34 )⁢( a2+1 )
が有理数を係数とする 2 次式の積に因数分解できるような a をすべて求めよ.