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2021 東京大学 前期

文科

易□ 並□ 難□

【1】  a を正の実数とする.座標平面上の曲線 C y=a x32 x で定める.原点を中心とする半径 1 の円と C の共有点の個数が 6 個であるような a の範囲を求めよ.

2021 東京大学 前期

文科

易□ 並□ 難□

【2】  N 5 以上の整数とする. 1 以上 2N 以下の整数から,相異なる N 個の整数を選ぶ.ただし 1 は必ず選ぶこととする.選んだ数の集合を S とし, S に関する以下の条件を考える.

条件1: S は連続する 2 個の整数からなる集合を 1 つも含まない.

条件2: S は連続する N-2 個の整数からなる集合を少なくとも 1 つ含む.

ただし, 2 以上の整数 k に対して,連続する k 個の整数からなる集合とは,ある整数 l を用いて {l ,l+1, ,l+k-1 } と表される集合を指す.例えば {1, 2,3,5,7 ,8,9,10 } は連続する 3 個の整数からなる集合 {1, 2,3} {7,8, 9} {8,9, 10} を含む.

(1) 条件1を満たすような選び方は何通りあるか.

(2) 条件2を満たすような選び方は何通りあるか.

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文科,理科共通

理科は【1】

易□ 並□ 難□

【3】  a b を実数とする.座標平面上の放物線

Cy=x 2+ax+ b

は放物線 y=- x2 2 つの共有点を持ち,一方の共有点の x 座標は -1<x <0 を満たし,他方の共有点の x 座標は 0<x <1 を満たす.

(1) 点 (a, b) のとりうる範囲を座標平面上に図示せよ.

(2) 放物線 C の通りうる範囲を座標平面上に図示せよ.

2021 東京大学 前期

文科,理科共通

易□ 並□ 難□

【4】 以下の問いに答えよ.

(1) 正の奇数 K L と正の整数 A B KA =LB を満たしているとする. K 4 で割った余りが L 4 で割った余りと等しいならば, A 4 で割った余りは B 4 で割った余りと等しいことを示せ.

(2) 正の整数 a b a>b を満たしているとする.このとき, A=C4 b+1 4a+ 1 B=Cb a に対して KA =LB となるような正の奇数 K L が存在することを示せ.

(3)  a b は(2)の通りとし,さらに a-b 2 で割り切れるとする. C4b+ 1 4 a+1 4 で割った余りは Cb a 4 で割った余りと等しいことを示せ.

(4)  C37 2021 4 で割った余りを求めよ.

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理科

易□ 並□ 難□

【2】 複素数 a b c に対して整式 f( z)=a z2+b z+c を考える. i を虚数単位とする.

(1)  α β γ を複素数とする. f(0 )=α f(1 )=β f(i )=γ が成り立つとき, a b c をそれぞれ α β γ で表せ.

(2)  f(0 ) f(1 ) f(i ) がいずれも 1 以上 2 以下の実数であるとき, f(2 ) のとりうる範囲を複素数平面上に図示せよ.

2021 東京大学 前期

理科

易□ 並□ 難□

【3】 関数

f(x )=x x2+3

に対して, y=f( x) のグラフを C とする.点 A (1,f (1) ) における C の接線を

ly=g (x )

とする.

(1)  C l の共有点で A と異なるものがただ 1 つ存在することを示し,その点の x 座標を求めよ.

(2) (1)で求めた共有点の x 座標を α とする.定積分

α 1{ f(x )-g (x) }2 dx

を計算せよ.

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理科

易□ 並□ 難□

【5】  α を正の実数とする. 0θπ における θ の関数 f (θ) を,座標平面上の 2 A (-α,- 3) P (θ+sin θ,cosθ ) 間の距離 AP 2 乗として定める.

(1)  0<θ<π の範囲に f (θ) =0 となる θ がただ 1 つ存在することを示せ.

(2) 以下が成り立つような α の範囲を求めよ.

  0θπ における θ の関数 f( θ) は,区間 0<θ <π2 のある点において最大になる.

2021 東京大学 前期

理科

易□ 並□ 難□

【6】 定数 b c p q r に対し,

x4+b x+c=( x2+p x+q) (x2- px+r )

x についての恒等式であるとする.

(1)  p0 であるとき, q r p b で表せ.

(2)  p0 とする. b c が定数 a を用いて

b=(a 2+1) (a+2 ) c=-(a+ 34 )( a2+1 )

と表されているとき,有理数を係数とする t についての整式 f( t) g( t)

{p2- (a2+ 1)} {p4+ f(a) p2+g (a) }=0

を満たすものを 1 組求めよ.

(3)  a を整数とする. x 4 次式

x4+( a2+1) (a+2 )x( a+34 )( a2+1 )

が有理数を係数とする 2 次式の積に因数分解できるような a をすべて求めよ.

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