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問2 以下では全体集合を整数すべての集合,をの部分集合であるとする.は空集合を表す.次の操作1および操作2を考える.これらの操作は集合を変化させることができる.
操作1 のときは,あらたにとする.
でないときは,次のを求めて,その結果をあらたにとする.
操作2 のときは,あらたにとする.
でないときは,次のを求めて,その結果をあらたにとする.
たとえば,に対して操作1を回行うと,とを要素とするが操作後に得られる.このに対してさらに操作1を行うとが操作後に得られる.また,に対して,操作2を回行うとが得られ,このに対してさらに操作2を行うと,が得られる.
(1) に対して,操作2,操作1,操作2,操作1,操作2をこの順で行ったとする.それぞれの操作を行った直後のを示しなさい.
(2) に対して,何回か操作を行った.各回の操作は操作1または操作2のいずれかであった.このとき,最後にが得られたとする.操作1および操作2をどの順番で行ったかを示しなさい.
【2】 あるスーパーマーケットは商品を販売している.9/7〜9/13の週に商品は日あたり平均で個,客に購入された.9/13の営業時間の終了時点で9/14〜9/20の週の販売に向けて,入荷すべき商品の個数を決定することを考える.
ただし,発注では日あたりの入荷個数を指定する.9/14〜9/20までの毎日,指定した個数の商品を入荷する.商品は入荷した日のうちに客に購入されなければ廃棄される.廃棄された商品の個数を廃棄ロス数とする.商品が売り切れで客が購入できなかった個数を機会ロス数とする.ある週のすべての日について廃棄ロス数と機会ロス数を合計したものをその週のロス数とする.
9/14〜9/20の週には,商品Aが売り切れになる日はなく,売上個数は次の表の通りであった.
日 付 | 9/14 | 9/15 | 9/16 | 9/17 | 9/18 | 9/19 | 9/20 |
売上個数 |
問1 9/13の発注において,もし仮に日あたり個の商品を入荷すると決定していた場合には,9/14〜9/20の週のロス数はいくらになっていたか.途中の計算式とともに答えなさい.
解答用紙の表
問2 解答欄にあるグラフは,表の9/14〜9/20までの売上を個数の小さいものから順に並べた棒グラフである.棒グラフを完成させなさい.さらに,グラフ中で廃棄ロス数や機会ロス数に相当する部分を,解答欄に記入してある例に従って矢印で示しなさい.ただし,グラフ内の水平線は,9/13の発注において,仮に日あたり個の商品を入荷すると決定していた場合の入荷個数を表す.
問3 9/13の発注において,仮に日あたり個の商品を入荷すると決定していたときに,9/14〜9/20の週のロス数を最小にする整数c を求めなさい.