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2022 東京大学 前期

文科

易□ 並□ 難□

【1】  a b を実数とする.座標平面上の放物線 y=x 2+a x+b C とおく. C は,原点で垂直に交わる 2 本の接線 l1 l2 を持つとする.ただし, C l 1 の接点 P 1 x 座標は, C l 2 の接点 P 2 x 座標より小さいとする.

(1)  b a で表せ.また a の値はすべての実数をとりうることを示せ.

(2)  i=1 2 に対し,円 D ; を,放物線 C の軸上に中心を持ち,点 P i l i と接するものと定める. D2 の半径が D 1 の半径の 2 倍となるとき, a の値を求めよ.

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文科

易□ 並□ 難□

【2】  y=x 3-x により定まる座標平面上の曲線を C とする. C 上の点 P (α ,α3 -α ) を通り,点 P における C の接線と垂直に交わる直線を l とする. C l は相異なる 3 点で交わるとする.

(1)  α のとりうる値の範囲を求めよ.

(2)  C l の点 P 以外の 2 つの交点の x 座標を β γ とする.ただし β<γ とする. β2 +βγ +γ2 -1 0 となることを示せ.

(3) (2)の β γ を用いて,

u=4 α3+ 1β2 +βγ +γ2 -1

と定める.このとき, u のとりうる値の範囲を求めよ.

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文科

理科【2】の類題

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【3】 数列 { an } を次のように定める.

a1 =4 an+ 1= an2+ n( n+2) n=1 2 3

(1)  a2022 3 で割った余りを求めよ.

(2)  a2022 a2023 a2024 の最大公約数を求めよ.

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文科

理科【6】の類題

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【4】  O を原点とする座標平面上で考える. 0 以上の整数 k に対して,ベクトル v k

vk = (cos 2k π3 ,sin 2k π3 )

と定める.投げたとき表と裏がどちらも 12 の確率で出るコインを N 回投げて,座標平面上に点 X0 X1 X2 XN を以下の規則(ⅰ),(ⅱ)に従って定める.

(ⅰ)  X0 O にある.

(ⅱ)  n 1 以上 N 以下の整数とする. Xn -1 が定まったとし, Xn を次のように定める.

n 回目のコイン投げで表が出た場合,

O Xn = O Xn 1 + vk

により X n を定める.ただし, k 1 回目から n 回目までのコイン投げで裏が出た回数とする.

n 回目のコイン投げで裏が出た場合, Xn X n-1 と定める.

(1)  N=5 とする. X5 O にある確率を求めよ.

(2)  N=98 とする. X98 O にあり,かつ,表が 90 回,裏が 8 回出る確率を求めよ.

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理科

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【1】 次の関数 f (x ) を考える.

f( x)= (cos x) log( cosx) -cosx + 0x (cos t) log( cost ) dt (0 x< π2 )

(1)  f( x) は区間 0 x< π2 において最小値を持つことを示せ.

(2)  f( x) の区間 0 x< π2 における最小値を求めよ.

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理科

文科【3】の類題

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【2】 数列 { an } を次のように定める.

a1 =1 an+ 1= an2+ 1 n=1 2 3

(1) 正の整数 n 3 の倍数のとき, an 5 の倍数となることを示せ.

(2)  k n を正の整数とする. an a k の倍数となるための必要十分条件を k n を用いて表せ.

(3)  a2022 (a8091 )2 の最大公約数を求めよ.

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理科

易□ 並□ 難□

【3】  O を原点とする座標平面上で考える.座標平面上の 2 S (x 1,y 1) T (x 2,y 2) に対し,点 S が点 T から十分離れているとは,

|x1 -x2 |1 または | y1- y2| 1

が成り立つことと定義する.

 不等式

0x 3 0y 3

が表す正方形の領域を D とし,その 2 つの頂点 A (3, 0) B (3, 3) を考える.さらに,次の条件(ⅰ),(ⅱ)をともに満たす点 P をとる.

(ⅰ) 点 P は領域 D の点であり,かつ,放物線 .y =x2 上にある.

(ⅱ) 点 P は, 3 O A B のいずれからも十分離れている.

 点 P x 座標を a とする.

(1)  a のとりうる値の範囲を求めよ.

(2) 次の条件(ⅲ),(ⅳ)をともに満たす点 Q が存在しうる範囲の面積 f (a ) を求めよ.

(ⅲ) 点 Q は領域 D の点である.

(ⅳ) 点 Q は, 4 O A B P のいずれからも十分離れている.

(3)  a は(1)で求めた範囲を動くとする.(2)の f (a ) を最小にする a の値を求めよ.

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理科

易□ 並□ 難□

【4】 座標平面上の曲線

Cy= x3- x

を考える.

(1) 座標平面上のすべての点 P が次の条件(ⅰ)を満たすことを示せ.

(ⅰ) 点 P を通る直線 l で,曲線 C と相異なる 3 点で交わるものが存在する.

(2) 次の条件(ⅱ)を満たす点 P のとりうる範囲を座標平面上に図示せよ.

(ⅱ) 点 P を通る直線 l で,曲線 C と相異なる 3 点で交わり,かつ,直線 l と曲線 C で囲まれた 2 つの部分の面積が等しくなるものが存在する.

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理科

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【5】 座標空間内の点 A (0 ,0,2 ) と点 B (1 ,0,1 ) を結ぶ線分 AB z 軸のまわりに 1 回転させて得られる曲面を S とする. S 上の点 P x y 平面上の点 Q PQ =2 を満たしながら動くとき,線分 PQ の中点 M が通過しうる範囲を K とする. K の体積を求めよ.

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理科

文科【4】の類題

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【6】  O を原点とする座標平面上で考える. 0 以上の整数 k に対して,ベクトル v k

vk = (cos 2k π3 ,sin 2k π3 )

と定める.投げたとき表と裏がどちらも 12 の確率で出るコインを N 回投げて,座標平面上に点 X0 X1 X2 XN を以下の規則(ⅰ),(ⅱ)に従って定める.

(ⅰ)  X0 O にある.

(ⅱ)  n 1 以上 N 以下の整数とする. Xn -1 が定まったとし, Xn を次のように定める.

n 回目のコイン投げで表が出た場合,

O Xn = O Xn 1 + vk

により X n を定める.ただし, k 1 回目から n 回目までのコイン投げで裏が出た回数とする.

n 回目のコイン投げで裏が出た場合, Xn X n-1 と定める.

(1)  N=8 とする. X8 O にある確率を求めよ.

(2)  N=200 とする. X200 O にあり,かつ,合計 200 回のコイン投げで表がちょうど r 回出る確率を p r とおく.ただし 0 r200 である. pr を求めよ.また p r が最大となる r の値を求めよ.

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