2022 電気通信大学 昼間・前期MathJax

Mathematics

Examination

Test

Archives

2022 電気通信大学 昼間・前期

配点50点

易□ 並□ 難□

【1】 実数 a | a|< 1 をみたすとする.区間 π <x<2 π で定義された x の関数

f( x)= cos3 x-( 2a+ 1) cos2 x+( 2a + 3) cosx -( 2a+ 1)

について,以下の問いに答えよ.

(ⅰ)  f( 4 π3 ) の値を a を用いて表せ.

(ⅱ)  t=cos x とおく.このとき, f( x) t の整式で表せ.

(ⅲ) 曲線 y =f( x) x 軸の共有点の個数が 2 個となるような a の値をすべて求めよ.

 以下では a の値は(ⅲ)で求めた値のうち最大のものとし,そのときの f (x ) について考える.

(ⅳ) 関数 f (x ) x =β で極大になるとき, cosβ の値を求めよ.

(ⅴ) 曲線 y =f (x ) x 軸で囲まれた部分の面積 S を求めよ.

2022 電気通信大学 昼間・前期

配点50点

易□ 並□ 難□

【2】 関数 f (x )= x-x x>0 について,以下の問いに答えよ.ただし,以下では log は自然対数を表す.

(ⅰ) 関数 y =xlog x 0<x 1 の値域を求めよ.

(ⅱ) 必要なら(ⅰ)の結果を用いて,極限 limx +0 f( x) limx f (x ) を求めよ.

(ⅲ)  f (x ) f( x) f ( x) f( x) を求めよ.

(ⅳ) 関数 f (x ) の極値を求めよ.

(ⅴ) 実数 a b 0<a< b に対して,定積分 ab (1+ logx ) x-x dx を求めよ.さらに,自然数 n m n<m に対して,不等式

k=n+ 1m kk < n- n- m-m 1+ logn

が成り立つことを示せ.

2022 電気通信大学 昼間・前期

配点50点

易□ 並□ 難□

【3】 次の条件によって定められる数列 { an } を考える.

a1 =12 an+ 1= (3 n+1 +1) an 3n +3 3n -1 an- (3 n+1 -1) n=1 2 3

このとき,以下の問いに答えよ.

(ⅰ)  n を自然数とする.不等式 a n-9 >0 を数学的帰納法によって証明せよ.

(ⅱ) 数列 { bn } bn= 3 an 9 n=1 2 3 で定める. bn+ 1- bn を求めよ.

(ⅲ) 数列 { bn } の一般項を求めよ.

(ⅳ) 数列 { an } の一般項を求めよ.

(ⅴ) 極限値 α =limn an を求めよ.さらに,極限値 β =limn a 1a 2a 3 an αn を求めよ.

2022 電気通信大学 昼間・前期

配点50点

易□ 並□ 難□

【4】 正四角錐 O‐ABCD を考える.底面 ABCD は一辺の長さが 2 の正方形で, OA=OB= OC=OD である. O から底面に下ろした垂線を OH とし,線分 OH の長さを h とする.さらに,正四角錐 O‐ABCD 8 本の辺すべてと接する球 S を考える.球 S と辺 AB の接点を P S と辺 OA の接点を Q S の中心を K とする.このとき,以下の問いに答えよ.

(ⅰ) 線分 OA の長さを h の式で表せ.さらに,球 S を平面 OAB で切ったとき,断面として現れる円の半径を r (h ) とする. r( h) h の式で表せ.

(ⅱ) 線分 AP および線分 AQ の長さを求めよ.

(ⅲ) 球 S の半径 R (h ) h の式で表せ.さらに, R( h) が最小となる h の値 h 0 を求めよ.

(ⅳ) 以下では R (h )= 2 となるときを考える.

(ア)  h の値を求めよ.さらに K から面 OAB に下ろした垂線を KM とする.線分 KM の長さを求めよ.

(イ) 球 S を平面 ABCD 2 つに分けたとき, K を含まない方を S とする. S のうち正四角錐 O‐ABCD に含まれない部分の体積 V を求めよ.

inserted by FC2 system