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2022 横浜国立大学 後期

経済,経営学部

易□ 並□ 難□

【1】  p を素数とする.正の整数 n に対して,

f( n)= 12 n 2+28 p2

とする.次の問いに答えよ.

(1)  p=2 のとき, f( n) が整数となるような n をすべて求めよ.

(2)  p3 のとき, f( n) が整数となるような n をすべて求めよ.

(3)  f( 2022) が整数となるような p をすべて求めよ.次に示す素因数分解を用いてよい.

2021=43× 47 2022=2× 3× 337 2023=7× 172
2024=2 3× 11× 23 2025=3 4× 52 2026=2× 1013
2027:素数 2028=2 2× 3× 132 2029:素数

2022 横浜国立大学 後期

経済,経営学部

易□ 並□ 難□

【2】  O を原点とする x y 平面において,放物線 C y=a x2 a>0 上に点 P (p, ap2 ) p>0 をとる.また,点 P における C の接線を l 1 とし,点 P を通り y 軸に平行な直線を l 2 とする. l1 l 2 のなす角を θ ( 0<θ< π 2 ) とする.このとき,点 Q (0 ,q) q>0 を,直線 PQ l 1 のなす角が θ と等しくなるようにとる.次の問いに答えよ.

(1)  l1 の方程式を求めよ.

(2)  q a の式で表せ.

(3) 線分 PQ 線分 OQ および C で囲まれた部分の面積を S とする. S a p の式で表せ.

(4)  a が正の実数全体を動くとき,(3)で求めた S を最小にする a p の式で表せ.

2022 横浜国立大学 後期

経済,経営,理工,都市科学部

理工,都市科学部は【2】

易□ 並□ 難□

【3】 中身の見えない袋がひとつあり,その中に 9 個の玉が入っている.各玉には数字がひとつだけ書かれており, 9 個の玉に書かれた数字は, 1 1 2 2 3 3 4 4 5 である.以下,数字 n が書かれた玉を「 n の玉」と呼ぶ.

  A B 2 人が袋の中から次のように玉を取り出す.取り出した玉は袋には戻さない.はじめに A 1 個ずつ順に,合計 2 個の玉を取り出す.次に B が袋に残った玉を 1 個ずつ順に,合計 2 個取り出す. A 1 個目に n 1 の玉, 2 個目に n 2 の玉を取り出したとき, A は以下で定める得点を獲得する.

n1 n 2 が異なる場合, n1+ n2 を得点とし,

n1 n 2 が等しい場合, 3 2 (n1 +n2 ) を得点とする.

同様に, B の取り出した 2 個の玉に従って, B は得点を獲得する.

 例えば, A 1 個目に 4 の玉, 2 個目に 1 の玉を取り出し, B 1 個目も 2 個目も 3 の玉を取り出したとすると, A の得点は 5 B の得点は 9 となる.

  A の得点を a B の得点を b とする.次の条件付き確率をそれぞれ求めよ.

(1)「 A 1 個目に 5 の玉, 2 個目に 2 の玉を取り出した」という条件のもとで, a<b となる条件付き確率

(2)「 A 1 個目に 5 の玉を取り出した」という条件のもとで, a=b となる条件付き確率

(3)「 A 1 個目に 5 の玉を取り出した」という条件のもとで, a>b となる条件付き確率

2022 横浜国立大学 後期

経済,経営学部

理工,都市科学部【3】の類題

易□ 並□ 難□

【4】 正の整数 n に対して,関数 fn (x ) x>0 があり,これらの関数について,以下の(ⅰ),(ⅱ)が成り立つ.

(ⅰ)  f1 (x) = 1x

(ⅱ)  fn+ 1 (x )= fn (x) -fn (x +1) n=1 2 3

次の問いに答えよ.

(1)  f2 (x ) f3 (x ) f4 (x ) を求めよ.

(2)  n=1 2 3 に対して, fn (x ) を, n を用いて表せ.

(3)  m を正の整数とする. n=1 2 3 に対して

fn (m )= fm (n )

が成り立つことを示せ.

(4)  n=1 2 3 に対して, Sn = k= 12 n ( -1) k fk( 2n- k+1 ) とする. Sn を求めよ.

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理工,都市科学部

易□ 並□ 難□

【1】  n を正の整数とする.関数

F( x)= 0π4 2e xcos tsin t (cos 2t +xn sin2 t) 2 dt x>0

について,次の問いに答えよ.

(1)  F( x) を求めよ.

(2)  F( x) が極値をもつ最小の n の値を求めよ.

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理工,都市科学部

経済,経営学部【4】の類題

易□ 並□ 難□

【3】 正の整数 n に対して,関数 fn (x ) x>0 があり,これらの関数について,以下の(ⅰ),(ⅱ)が成り立つ.

(ⅰ)  f1 (x) = 1x

(ⅱ)  fn+ 1 (x )= fn (x) -fn (x +1) n=1 2 3

次の問いに答えよ.

(1)  f2 (x ) f3 (x ) f4 (x ) を求めよ.

(2)  n=1 2 3 に対して, fn (x ) を, n を用いて表せ.

  n=1 2 3 に対して, Sn = k= 12 n fk( 2n- k+1 ) Tn = k= 1n 2 kk とおく.

(3)  Sn+ 1 Sn n の式で表せ.

(4)  S nTn を求めよ.

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理工,都市科学部

易□ 並□ 難□

【4】 正の整数 a b に対して,

a2 -5 b2= 1

が成り立つとする.次の問いに答えよ.ただし, 5 が無理数であることは証明せずに用いてよい.

(1)  b4 のとき, (a ,b) をすべて求めよ.

(2)  a b 2 で割った余りをそれぞれ求めよ.

 さらに,正の整数 X Y に対して,

X( a+5 b) = (Y +5 b) 2 a<Y

が成り立つとする.

(3)  X Y a の式で表せ.

(4)  X または X 5 は整数であることを証明せよ.

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理工,都市科学部

易□ 並□ 難□

【5】 次の問いに答えよ.

(1) 関数 f (x )=log (1+ 2 x ) x>0 を微分せよ.

(2)  n=1 2 3 に対して,

Sn = k= 1n log(1 + 2k ) Tn= 1n log( 1+ 2x ) dx

とおく.不等式

Tn+ 1 Sn Tn+ log( 1+2 ) n=1 2 3

を示せ.また T n n の式で表せ.

(3) 数列 { an } を次で定める.

a1= 1+2 an =(n +2) an -1 n=2 3 4

数列 { a nn! nb } 0 に収束するような実数 b の範囲を求めよ.

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