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2022 岐阜大学 後期

工,医(医学科)学部

易□ 並□ 難□

【1】  a>0 とする. xy 平面上に原点 O を中心とする半径 1 の円 C と点 P (- 2 ,0) がある.点 P を通る傾き a の直線 l が円 C 2 点で交わるとする.円 C と直線 l の交点を x 座標の値が小さい方から A B とおく.以下の問に答えよ.

(1)  a のとりうる値の範囲を求めよ.

(2) 点 B から x 軸上におろした垂線と x 軸の交点を D とし, AEBD となるような点 E を線分 BD 上にとる. ▵ABE の面積を a を用いて表せ.

(3) (2)で求めた面積を S (a ) とする. a が(1)で求めた範囲を動くとき, S( a) を微分せよ.

(4)  a が(1)で求めた範囲を動くとき,(3)の S (a ) は最大値をもつことを示し,最大値とそのときの a の値を求めよ.

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工,医(医学科)学部

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【2】  0<α < π2 0<β < π2 θ=α -β とする. tanα = 43 tanβ = 34 そのとき,以下の問に答えよ.

(1)  cosα sinα cosβ sinβ の値をそれぞれ求めよ.

(2)  cosθ sinθ の値をそれぞれ求めよ.

(3)  α+β の値を求めよ.

(4)  0<2 θ< β を証明せよ.

(5)  nθ π2 となる最大の自然数 n を求めよ.

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【3】  2 つの関数

f( x)= x-log x-1 x>0 g (x) =x-2 xlog x+e x>0

を考える.以下の問に答えよ.ただし, e は自然対数の底とする.

(1) 関数 f (x ) g (x ) をそれぞれ微分せよ.

(2) 正の実数 x に対して,不等式 f (x )0 が成り立つことを示せ.

(3) 関数 g (x ) は区間 ( 0,e] における最大値と最小値をもつことを示せ.また,この最大値と最小値,および,そのときの x の値をそれぞれ求めよ.

(4) 曲線 y =g( x) x 軸,および,直線 x = 1n で囲まれた部分の面積 S n を求めよ.ただし, n は自然数とする.

(5) (4)の面積 S n は,すべての自然数 n に対して

0<e 2-S n e+1 n

をみたすことを示せ.

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【4】  p>0 q>0 に対して,次の 2 つの 2 次方程式

x2- 2p x+1= 0 x2 -2q x+1 =0

を考える. は異なる 2 つの虚数解 α 1 β1 をもち, は異なる 2 つの実数解 α 2 β2 をもつとする.以下の問に答えよ.

(1)  p q のとりうる値の範囲をそれぞれ求めよ.

(2)  2 つの解が 1 6 乗根となるとき, p の値を求めよ.

(3) 異なる複素数 α β に対して, L( α,β ) を,複素数 z に関する方程式

|z- α|= |z- β|

を満たす点 z 全体とする.このとき, L( α,β ) は複素数平面上でどのような図形を描くか.

(4) (3)において | α| |β | とする.点 z を満たしながら動くとき, w= 1z で表される点 w 全体が複素数平面上で描く図形は円 S (α ,β) の一部となる.その円の中心および半径を求めよ.

(5)  p は(2)で求めた値とし, L( α,β ) S (α ,β) は(3),(4)で定めたものとする.また, L( α2, β2 ) は, S( 0.α 1) S (0 ,β1 ) に接するとする.このとき, q の値を求めよ.さらに, S( 0,α1 ) S (0 ,β1 ) 両方の外部で, L( β2 ,β2 ) S( 0,α1 ) S( 0,β1 ) で囲まれた図形の面積を求めよ.

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【5】  0t π2 とする. xy 平面上に点 P (cos t,0 ) Q (0, sint ) を考える. t 0 t π 2 の範囲を動くとき,長さ 1 の線分 PQ が通過する領域を D で表し,直線 PQ が通過する領域を G で表す.以下の問に答えよ.

(1)  0t < π2 のとき,直線 PQ の方程式を求めよ.

(2)  0<c <1 とする. 0t < π2 のとき,直線 x =c と直線 PQ の交点の y 座標を t の関数とみなしたものを f ( t) とする.関数 f (t ) とその導関数 f (t ) を求めよ.

(3)  0<θ < π2 とする.領域 G と直線 x =cos3 θ の共通部分は,ある点 R を上端とする半直線であることを示し, R y 座標 M (θ ) θ を用いて表せ.また,直線 PQ R を通過するときの t θ を用いて表せ.

(4) 領域 D は原点 O と点 A (1 ,0) を端点とする線分 OA O と点 B (0 ,1 ) を端点とする線分 OB および点 A と点 B を結ぶある曲線 C で囲まれる領域である. C の媒介変数表示を用いて, C の長さ l を求めよ.

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