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【4】 以上未満の実数を固定する.を正の整数とし,平面上の領域をで定める.平面上の点から始まる点列を以下の条件を満たすように定める.
(A) がを満たすならば,
(ⅰ) 確率でをとおく.
(ⅲ) 確率でをとおく.
(B) がを満たすならば,をとおく.
このとき,以下の設問に答えよ.
(1) のとき,がとなる確率をとする.このとき
を求めよ.
(2) 各々のに対し,上の操作で実現可能な点列でこれらすべての点がに属するものの総数をとする.また,とする.このとき,
成り立つことを示せ.
(3) 点列のすべての点が領域に属する確率をとする.このとき,
をを用いて表せ.
ただし,正の実数の列が,任意の正の整数に対してを満たすとき,以下が成り立つことを用いてもよい.
・極限が存在する.この極限値をとすると
・の値は実数の列の順番を入れ替えて和をとったとしても変わらない.