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2022-10550-0201
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2022 京都工芸繊維大学 後期
易□ 並□ 難□
【1】 係数が実数である整式 f ⁡(x ) に対し,実数 k が方程式 f ⁡(x )=0 の重解であるとは, f⁡( x) が ( x-k) 2 で割り切れることである.次の問いに答えよ.
(1) 係数が実数である整式 f ⁡(x ) と実数 k に対し, f⁡( k)= 0 かつ f ′⁡( k)= 0 が成り立つことは, k が方程式 f ⁡(x )=0 の重解であるための必要十分条件であることを示せ.
(2) n を 2 以上の自然数とする.実数 k と実数 a に対し, k は n 次方程式 x n-a⁢ x+a= 0 の重解であるとする.このとき, k および a を求めよ.
2022-10550-0202
【2】 0<x< 3 の範囲において, 2 つの関数
f⁡( x)= -(x +1) ⁢log⁡( x2 ), g⁡( x)= (x+ 1)⁢ log⁡( 3-x )
を考える.
(1) 不等式 f ⁡(x )≦g ⁡(x ) が成り立つような x のとり得る値の範囲を求めよ.
(2) x⁣y 平面上の曲線 y =f⁡( x) と曲線 y =g⁡( x) とで囲まれた図形の面積を求めよ.
2022-10550-0203
【3】 z を 2 と異なる複素数とする.
(1) 複素数平面上で点 zz−2 が虚軸上にあるように点 z が動くとき,点 z はどのような図形を描くか答えよ.
(2) 複素数平面上で点 zz−2 が虚軸上にあるような z のうち, (1- 3⁢i )⁢z の実部が最大となるようなものを α と表す.複素数 α および α n を求めよ.ただし, i は虚数単位である.
2022-10550-0204
【4】 h を正の実数とする. x⁣y⁣ z 空間内の四面体 PQRS を考える. ▵QRS は x ⁣y 平面に含まれるとし,頂点 P の座標は ( 0,0, 2⁢h ) であるとする.四面体 PQRS の 6 つの辺 RS , SQ , QR , PQ , PR , PS の中点をそれぞれ A , B , C , L , M , N とする.四面体 PQRS から 3 つの四面体 LQCB , MCRA , NBAS を取り除いてできる立体を V とする.また ▵QRS の面積を a とする.ただし,四面体は表面と内部からなるものとする.
(1) 実数 t は 0 ≦t≦2 ⁢h を満たすとする.四面体 PQRS を平面 z =t で切ったときの断面積を h , a , t を用いて表せ.
(2) 実数 t は 0 ≦t≦h を満たすとする. V を平面 z =t で切ったときの断面積を h , a , t を用いて表せ.
(3) (2)で求めた断面積を t の関数とみなして f ⁡(t ) と表す.定積分 ∫0h t⁢f⁡ (t) ⁢dt を h と a を用いて表せ.