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2022-11562-0101
2022 大阪公立大学 前期
文系
配点50点
易□ 並□ 難□
【1】 点 O を原点とする座標平面上において,点 A , B が
| OA→ |= 3 , | OB→ |= 2 , OA→ ⋅OB→ =2
を満たすとする.また,点 A を通り直線 OB と平行な直線上の点 C が
| OC→ |= 5 , OB→ ⋅OC→ <0
を満たすとする.直線 OA と直線 BC の交点を D とする.次の問いに答えよ.
問1 OC→ を OA → と OB → を用いて表せ.
問2 cos⁡∠AOC を求めよ.
問3 ▵OAC の面積を求めよ.
問4 ▵OBD の面積を求めよ.
2022-11562-0102
【2】 a , b を定数とし, a≠0 とする. x⁣y 平面上において,円 x2+ y2= 1 を C 1 とし,放物線 y =a⁢x 2+b を C 2 とする.次の問いに答えよ.
問1 a=2 , b=-1 のとき, C2 は C 1 の内部を 3 つの部分に分ける.このうち原点を含む部分の面積を求めよ.
問2 a>0 , b<- 1 とする.このとき, C1 と C 2 が共有点をもつための条件を a , b を用いて表せ.
2022-11562-0103
【3】 a1 , a2 , ⋯ , an をそれぞれ 0 から 9 までの整数とし, an ≠0 とする. n 桁の自然数
a=a n⋅10 n-1 +⋯+ a2⋅ 101 +a1
に対し, ak を a の 10 k-1 の位の数という.また, n≧5 のとき,
a5⋅ 104+ a4⋅ 103 +a3 ⋅102 +a2 ⋅10 1+a 1
を a の下 5 桁という.例えば, 7 桁の自然数 1234567 の 100 の位の数は 5 であり,下 5 桁は 34567 である.次の問いに答えよ.
問1 (1001 )15 の下 5 桁を求めよ.
問2 780 の下 5 桁を求めよ.
問3 2 桁の自然数のうち, 1 の位の数と 10 の位の数の和の 2 乗がその自然数自身に等しいものをすべて求めよ.
問4 4 桁の自然数のうち, 1 の位の数と 10 の位の数と 100 の位の数と 1000 の位の数の和の 4 乗がその自然数自身に等しいものをすべて求めよ.
2022-11562-0104
【4】 関数 f ⁡(x ) を
f⁡( x)= x3- 53 ⁢ x
で定める. a を正の定数とし,曲線 y =f⁡( x) 上の点 ( a,f⁡ (a )) における接線を l1 , 点 ( a,f⁡ (a )) を通り直線 l 1 と垂直な直線を l 2 とする.次の問いに答えよ.
問1 直線 l 1 の方程式を a を用いて表せ.
問2 直線 l 2 の方程式を a を用いて表せ.
問3 直線 l 2 と曲線 y= f⁡( x) が 1 点だけを共有するとき,正の定数 a のとり得る値の範囲を求めよ.
2022-11562-0105
理系
【1】 log を自然対数, e をその底とする.次の問いに答えよ.
問1 x≧0 のとき,
x− x22 ≦log ⁡(1 +x) ≦x− x 22 + x33
が成り立つことを示せ.
問2 t≧0 とする.次の極限を t を用いて表せ.
limn →∞ en ⁢t⁢ (1+ tn ) -n2
問3 問2で求めた極限を f ⁡(t ) とおく.このとき
∫ 0100 f⁡( t)⁢ dt< e 500050
2022-11562-0106
【2】 n を 2 以上の整数とする. 1 から 6 までの目のある 1 個のさいころを n 回続けて投げるとき, n 回目で初めて直前の回と同じ目が出る確率を P n で表す.次の問いに答えよ.
問1 Pn を n を用いて表せ.
問2 Sn= ∑k =2n Pk を n を用いて表せ.
問3 Sn≧ 12 となる最小の n を求めよ.
問4 En= ∑ k=2 nk ⁢Pk を n を用いて表せ.
2022-11562-0107
【3】 p , q を自然数とする.次の問いに答えよ.
問1 p=7 , q=11 のとき,等式 p ⁢x+q ⁢y=1 を満たす整数 x , y の組を 1 つ求めよ.
問2 p=6 , q=9 のとき,等式 p ⁢x+q ⁢y=1 を満たす整数 x , y の組は存在しないことを示せ.
問3 i を虚数単位とする.自然数 n に対して,集合 X n を
Xn= {(cos ⁡ 2⁢π n+i ⁢sin⁡ 2 ⁢πn ) k| k は整数}
と定める.また,等式 p ⁢x+q ⁢y=1 を満たす整数 x , y の組が存在すると仮定する.このとき,集合 X p⁢q に属するすべての数は, Xp に属する数と X q に属する数の積で表されることを示せ.
問4 集合 X n は問3で定めたものとする.複素数
cos⁡ 2⁢π p⁢q +i⁢ sin⁡ 2⁢π p⁢q
が X p に属する数と X q に属する数の積で表されるとき, p と q は互いに素であることを示せ.
2022-11562-0108
C0 , C1 , C2 の概形
【4】 実数 t に対して,
f⁡( t)= 2⁢cos⁡ t+cos⁡ 2⁢t , g⁡( t)=2 ⁢sin⁡t -sin⁡2 ⁢t
とおく. t を媒介変数として x =f⁡( t) , y=g⁡ (t ) で表される x ⁣y 平面上の曲線のうち,
0<t< 23 ⁢π , 3 2⁢π <t< 43 ⁢π , 43 ⁢π <t<2 ⁢π
の部分をそれぞれ C0 , C1 , C2 とする.また, 0<α <2 3⁢ π を満たす定数 α に対して,点 ( f⁡( α), g⁡( α) ) における C 0 の接線を L α とする.次の問いに答えよ.
問1 次の等式を示せ.
f⁡( t)⁢ sin⁡ α2+ g⁡( t)⁢ cos⁡ α2 =2⁢sin ⁡(t+ α 2) -sin⁡( 2⁢t- α2 )
問2 次の等式を示せ.
(f ⁡(t )-f ⁡(α )) ⁢sin⁡ α 2+ (g⁡ (t) -g⁡( α) )⁢cos ⁡ α2 =4 (sin⁡ t -α2 ) 2⁢ sin⁡ (t+ α 2 )
問3 接線 L α の傾きを tan ⁡θ と表す.ただし - π 2< θ< π2 とする.このとき, θ を α を用いて表せ.
問4 Lα と C 1 の交点を P 1 とし, Lα と C 2 の交点を P 2 とするとき,線分 P1 P2 の長さは α によらず一定であることを示せ.