2022 奈良県立医科大学 前期医学科MathJax

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2022 奈良県立医科大学 前期医学部

医学科

易□ 並□ 難□

【1】 以下の空欄を適切に埋めて文章を完成させよ.

 等差数列 { an } について,条件

a1 >0 a1 a2 =3 a 3a4 = 2

が成立するとき, a1 = a2 = である.さらに,数列 { bn } bn= 3an と定義すると, b5 = である.また, Sn= k=1 nb k の極限は limn S n= となる.

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【2】 以下の空欄を適切に埋めて文章を完成させよ.

  i を虚数単位とし,複素数平面上で複素数 z =5+3 i に対応する点を P とおく.

(1) 実数を係数とし z を解にもつ 2 次方程式のうち,定数項が 1 であるものは

x 2- x +1=0

(2) 複素数平面の原点を中心に, P を反時計回りに π3 だけ回転した点を Q とする.点 Q に対応する複素数を w とすると, w= + i (ウ,エは実数)であり,点 Q は複素数平面の第 象限にある.

(3) (2)で求めた複素数 w の偏角を θ とする.複素数 u =cosφ +isin φ (- π2 <φ < π2 ) を考えると, wu の偏角は +2 kπ k は整数)である.また, wu の虚部が 0 以上となるような u に対して, tanφ がとり得る最大値は である.

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【3】 以下の空欄を適切に埋めて文章を完成させよ.

 方程式 x 6-5 x5+ 2x 4 +13 x3 - 4x 2 -7 x=0 は相異なる 6 つの実数解を持つ.そのうち整数解は 2 つであり, である.整数解を α1 α2 その他の解を α3 α4 α5 α6 とする.このとき,この方程式は ( x-α 1) (x -α2 ) ( x-α 6) =0 と書けることに注意すると, α3 +α4 +α5 +α6 = α3 α4 α 5α 6= α3 2+ α4 2+ α52 +α 62 = である.

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【4】 以下の問に答えよ.ただし,答のみ記入すればよい.

2022年奈良県立医科大前期【4】2022116210104の図

  xy 平面上の原点 O の位置に点 P がある. P 1 秒経過するごとに右・左・上のいずれかに 1 だけ移動する.いずれの方向も,移動する確率は 13 とし, t 秒後に P のいる位置を P t と表すことにする.

(1)  P3 となり得る点は 10 個存在する.それらのうち, x 座標の値が正のものをすべて求めよ.

(2)  P 3 秒間観察したとき, O P 3 の距離が 2 以下となる確率を求めよ.

(3)  P 36 秒間観察したところ, P36 は座標軸上になく, O P 36 の距離は 6 13 で, P36 から x 軸に下ろした垂線と x 軸との交点 Q に対し,三角形 OQ P36 の面積は 108 であった. P36 の座標として考えられるものを 4 つすべて求めよ.

(4) (3)において, P 36 秒間に右に進んだ回数の合計として考えられる値をすべて求めよ.

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【5】 関数 f (x ) f (- x)= -f( x) をみたすとき,奇関数であるという.関数 f (x ) は実数全体で定義された連続な奇関数であり, x>0 のとき f (x )>0 とする.以下の問に答えよ.

(1) 定積分

I= - 11 ( x+a) 2f (x ) dx

を考える.ただし, a は実数の定数である.このとき, a=0 I =0 は同値であることを示せ.

(2) 定積分

J= -1 1 f (x ) (x+ b) 2+1 dx

を考える.ただし, b は実数の定数である.このとき, J=0 ならば b =0 であることを示せ.

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