Mathematics
Examination
Test
Archives
【4】「記」という江戸時代の和算の書物に,「ねずみ算」についての記述がある.ここでは,塵劫記から数値を変えた次のようなねずみ算を考える.
(*) はじめに,ネズミのつがいが組いる.つがいはヶ月後に匹の子を産む.産まれる子は同数とし,親のネズミと合わせた計組のつがいが,さらにヶ月後にそれぞれ匹の子を産む.このようにして,ヶ月経過するごとにどの世代のネズミのつがいもそれぞれ6匹ずつ雌雄同数の子を産む.ただし,ネズミが死亡することはないとする.
はじめからヶ月後のネズミの総数をとするとき,次の問いに答えよ.
問1 をそれぞれ求めよ.
問2 をを用いて表せ.ただし,は正の整数とする.
問3 ネズミの総数が以上となる最小の整数を求めよ.ただし,とする.
次に,(*)とは別のねずみ算を考える.はじめにつがいが組いて,それぞれのつがいがヶ月後に匹ずつ子を産む.産まれる子は雌雄同数とする.その後もヶ月経過するごとに,どの世代のネズミのつがいもそれぞれ匹ずつ雌雄同数の子を産む.はじめからヶ月後のネズミの総数をとする.
問4 一般項を求めよ.
問5 を求めよ.