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2022 立命館大学 文系学部A方式

2月2日実施

易□ 並□ 難□

【1】

〔1〕  50 以下の自然数を全体集合とし,その部分集合で以下の 8 つの集合を考える.

A={ p| p は素数}

Bk= {q| q=7 m+k m は整数}

ただし, k 0 以上 6 以下の整数とする.

 なお,集合 C に対して,その要素の個数を n (C ) で表すものとする.

(a)  n( A)= である.

(b)  n( Bk ) が最大となる k であり, n( AB ) = となる.

(c)  xB 3 yB 5 のとき,これらの積 x ×y 7 で割って 余る数となる.また, aA xB 3 で,これらの積 a ×x 7 で割って 3 余るときの a の値は である.

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2月2日実施

易□ 並□ 難□

【1】

〔2〕  a b を実数とする. 3 次方程式 x 3+a x2 +bx -6=0 について,

(a)  3 次方程式 が, 1+i を解にもつとき, a= b= である.

(b)  3 次方程式 が, -1 2 を解にもつとき, a= b= であり,残りの解は x = である.

(c)  3 次方程式 が, x= を解にもつとき, a を用いて b を表し, を整理すると, (x+ ) { x2+ ( ) x- }=0 となる.ただし, は整数とする.

  x= 以外の 2 つの解を 2 乗して加えると 4 になるとき, a= b= である.

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2月2日実施

易□ 並□ 難□

【1】

〔3〕  1 辺の長さが 4 である正三角形 ABC について,辺 BC 1 :3 に内分する点を P 3:1 に内分する点を Q とすると,線分 AP と線分 AQ の長さはともに で,ベクトル AP とベクトル AQ の内積 AP AQ の値は である.

 したがって, sin∠PAQ = となり, ▵APQ の外接円の半径は である.

 その外接円の中心を O とすれば, AO = ( AB+ AC ) となる.

2022 立命館大学 文系学部A方式

2月2日実施

易□ 並□ 難□

【2】 ある飲食店について, 1 日当たりの費用,売り上げ,価格,そしてこれらの変数で定まる利益を考える.ここでは,利益を除く変数はすべて正の値をとるとする.

 費用は,固定費用と可変費用の和からなる.固定費用は,来店客数と関係のない設備・家賃・従業員の人件費などの費用である.可変費用は, 1 日当たりの来店客数に比例する食材などの費用である.

 固定費用は 20000 可変費用は来店客単位当たり 500 1 日当たりの来店客数を x x>0 とすると,費用 y は,

y=20000+ 500x

となる.

〔1〕 提供される料理は 1 種類で,その価格を z とすると,来店客数 x の式は,

x=150- 110 z

と表される.費用 y の式 に,この来店客数 x の式 を代入すると,

y=

となる.売り上げ R は, ( 価格) ×( 来店客数 ) とすると, z を用いて,

R=

と表される.利益 G は, ( 売り上げ) -( 費用) とすると, z を用いて,

G= z2+ z

と表される.この式より, G が最大となるときの価格は であり,このときの利益は である.また,来店客数は である.

〔2〕 次に来店客数が, α α0 だけ減少するときを考える. α を価格に左右されない数とし,価格 z と来店客数 x の式は,

x=150- α- 110 z

と表される.このときの利益 G 1 を〔1〕と同様に考えると, G1 z α を用いて

G1= z 2+ ( ) z+ ( )

となる. G1 が最大となるときの価格 z 1 は, α を用いて,

z1 =

となる. より, α 0 から 10 に変化するとき, G1 が最大となるときの価格は 下がる.

  のとき,最大の利益 H は,

H= α 2- α+

となる.この式を用いると, α 0 から 10 に変化するとき,最大の利益は 減少する.

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2月2日実施

易□ 並□ 難□

2022立命館大2月2日文系【3】2022148910205の図

【3】 図のような東西 6 本,南北 6 本の道がある. A さんは X 地点を出発し最短経路を進み Y 地点に到着する.また, P 地点と Q 地点にはそれぞれ書店 P と書店 Q があり,その地点を通る場合は必ずその書店に立ち寄り,書店 P では確率 12 で,書店 Q では確率 23 で本を買うものとする.なお, X 地点から Y 地点への最短経路の選び方はすべて同様に確からしいとする.なお, A さんは X 地点を出発するとき,本を持っておらず,途中で買った本は Y 地点まで持っていくと考える.次の問いに答えよ.

〔1〕  A さんが P 地点を通り Y 地点に到着する最短経路は何通りあるか.

〔2〕  A さんが Q 地点を通り書店 Q で本を買い, Y 地点に到着する確率を求めよ.

〔3〕  Y 地点に到着した A さんが書店 P 書店 Q の少なくともどちらかの書店に立ち寄っていた確率を求めよ.

〔4〕(a)  Y 地点に到着した A さんが本を持っている確率を求めよ.

(b)  Y 地点に到着した A さんが本を持っていなかったとき,書店 P に立ち寄っていた確率を求めよ.



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