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【1】 自然数に対して,の進法表記の各位の数字を逆順に並べて得られ数をとする.ただし,の末尾にが続くとき,それは除外して並べる.例えば,のときであり,のときである.
〔1〕 が桁の自然数であり,の位がの位がであるとする.このとき,をに関する四則計算を用いて表すと,となる.また,は常にの倍数になる.
〔2〕 が桁の自然数であり,の位がの位がの位がであるとする.このとき,であるための必要十分条件は,が成り立つことであり,そのようなは個存在する.
また,は常にの倍数であり,がとりうる最大の値はである.
〔3〕 を以上の自然数とする.が桁の自然数であり,の位がであるとするこのとき,となるものは,が奇数のとき個,が偶数のとき個存在する.
また,が奇数かつがともに偶数またはともに奇数であれば,は常にの倍数である.さらに,であれば,は常にの倍数である.
(注:はそれぞれ当てはまる自然数の中で最大のものである.)
【4】 必ずしも各目の出る確率が等しいとは限らないサイコロがある.このサイコロを回投げるとき,の目が出る確率をとおくただし,
である.
〔1〕 とする.
(a) このサイコロを回続けて投げるとき,回とも奇数の目が出る確率はであり,回とも同じ目が出る確率はである.また,出た目の和がとなる確率はである.
(b) このサイコロを回続けて投げるとき,の目が回も出ない確率はであり,出た目の積がとなる確率はである.また,出た目の積がとなる条件のもとでの目が回も出ない確率はである.
〔2〕 を実数として,
とする.実数のとりうる値の範囲はである.このサイコロを回続けて投げるとき,出た目の最小値が以下となる確率はである.また,出た目の最小値がかつ出た目の最大値がとなる確率はであり,この確率がより大きくなるようなの値の範囲はである.