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2022 立命館大学 理系学部個別配点方式

2月7日実施

易□ 並□ 難□

【1】  N 2 以上の自然数とし,数列 { an } N 項からなる数列とする.この { an } の各項を用いて,整式 f (x )

f( x)= n=1 Na nx n

により定める.

〔1〕 数列 { an } に関係なく x = のとき, f( x) の値は である.

〔2〕 数列 { an } を初項 1 公比 r の等比数列とする.ただし, r 0 でない実数である.このとき,数列 { an xn } も等比数列となる. x= のとき, {a nx n} の公比は 1 となるので, f( )= となる.また, x のとき, f( x)= rx 1 となる.

(注: x を用いずに, x の整式でそれぞれ答えよ.)

〔3〕 数列 { an } を初項 a 公差 2 の等差数列とする.このとき, f( 1) a N を用いて表すと, f( 1)= となる.また, f( -1) N が偶数ならば N が奇数ならば となる.

〔4〕  f (x )-f (x )+x N が定数 c であるとき,一般項 a n n を用いて表すと, an= であり, c= である.

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2月7日実施

易□ 並□ 難□

【2】 関数 f (x ) f (x )=x 3-x+ 2 により定める.また,実数 k に対して,関数 g (x ) h( x) g (x )=x 2+2 -k h( x)= x+k により定める.

〔1〕  f (x) = である.また, f( x) の極大値は であり,最小値は である. y=f (x ) は変曲点 ( ,f ( ) ) をもち,方程式 f (x )=f ( ) の解は x = である.

〔2〕  y=g (x ) y =h( x) のグラフの共有点の個数は,

|k- |< のとき 個,

|k |= のとき

|k |> のとき

となる.

〔3〕  3 つの条件 g (t )=h (t ) g( t)> 0 h( t)> 0 を同時に満たす実数 t の個数が 2 個であるための k が満たす条件を求める.そのために,〔2〕の共有点の個数に関する分類を用いて新たに場合分けを行う. y=g (x ) y =h( x) のグラフの共有点の個数が 2 個の場合, k= である.また,共有点の個数が 3 個の場合, である.ここで, k に関する不等式である.

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2月7日実施

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【3】  α は正の実数とする.区間 [ -α,α ] で連続な関数 f (x ) に対して,定積分 I (α )

I( α)= -αα f (x )1 +e 2x dx

で与える.ただし, e は自然対数の底とする.

〔1〕  f( x)= 1 とする.このとき, x=-t とおき置換積分法を用いることにより

-α0 1 1+e 2x dx= 0α dt

となる.さらに

1 1+e- 2t + =

であることに注意すると, I( α)= となる.ただし, t の式であり, t を用いない式である.

〔2〕  f( x)= e-2 x のとき, I( 2)= である.また, f( x)= e2x のとき, I( 2)= である.ただし, および は対数を用いない数である.

〔3〕  f( x) が偶関数であるとする.このとき,〔1〕と同様に考えると,定数 k を用いて,

I( α)= k 0α f( x) dx

と表せる.ここで, k= である.

〔4〕  f( x)= xsin 2x のとき, I( π4 )= である.

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2月7日実施

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【4】  a 2 より大きい実数とする.座標空間内の 3 O (0, 0,0 ) A (0, 0,a ) C (0, 0,1 ) をとり, S0 C を中心とする半径 1 の球面とする. l A を通る直線で, S0 とただ一つの共有点 B をもつとする. l と平面 z =0 との共有点を P とする.

〔1〕  ∠ABC= であり,線分 BC の長さは 線分 AC の長さは である. ▵ABC ▵AOP が相似であることから,線分 OP の長さは であり, ▵AOP z 軸の周りに回転して得られる円錐の体積は となる.

〔2〕 線分 AO 上に中心がある球面で,直線 l とも球面 S 0 ともそれぞれただ 1 つの共有点を持つものを S 1 とする.このとき, S1 S0 は外接し,その共有点を D 1 とすると D1 = である.また,球面 S 1 の半径は である.

 以下同様に, k=2 3 について,線分 A Dk -1 上に中心がある球面で,直線 l とも球面 S k-1 ともそれぞれただ 1 つの共有点を持つものを S k として, Sk S k-1 の共有点を Dk と順に定める.このとき, Sk の半径は であり, Sk が囲む球体の体積を V k とすると, Vk= である.よって

k=0 V k=

である.したがって,

lima =

となる.

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