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【1】 空欄にあてはまる適切な数を指示された有効数字桁で求め,解答紙の所定の欄に記入しなさい.
出血して血圧が下がってしまっている(出血性ショック)状態の患者さんにノルアドレナリンという昇圧剤(血管を収縮させて血圧を上昇させる薬剤)を使用するとき,「ガンマ」という単位を使用する.ガンマとは体重当たりの投与量と時間分)当たりの投与量を掛け合わせた単位で,である.たとえば,体重の患者さんに時間だけノルアドレナリンを投与する場合は,ガンマである.
である.
体重の患者さんにノルアドレナリンを時間に投与したい.
・このとき,ガンマ投与,と指示すればよい[有効数字桁].
・手元にはのノルアドレナリン溶液がある.使用するノルアドレナリン溶液の量はである[有効数字桁].
・ノルアドレナリン溶液に生理食塩水を混ぜて計に調整する.この調整した輸液を,滴で投与される輸液セットを使って点滴により投与する場合,秒間に滴,と指示すればよい[有効数字桁].
【2】 空欄にあてはまる適切な数,式,記号などを解答紙の所定の欄に記入しなさい.
・甲はからつの異なる数字を用意し数字列をつくる.それを乙が当てるゲームをする.乙は数字列を質問する.言われた数字列のうち,甲は,順番があっている数字の個数を順番は違っているが含まれている場合はで答える.たとえば,甲がという数字列を用意し,乙の質問がであったとき,は順番もあっているのでとは含まれているが順番は違うのでしたがって甲はと答える.また,乙の質問がであるときは甲の答えはである.乙の回の質問に対する甲の答えが次のようなとき甲の用意した数字列はである.
(1) 乙の質問甲の答え
(2) 乙の質問甲の答え
(3) 乙の質問甲の答え
【3】 空欄にあてはまる適切な数,式,記号などを解答用紙の所定の欄に記入しなさい.角度の単位はラジアンとする.
図1
図1に示すように,平面座標において軸上の点を中心とする半径の円を考える.円上にある点を考える.線分が軸となす角度を軸から反時計回りに測ったときの値をと置く.点を中心とする半径の円を考える.円上のある点を考える.点を通り,軸に平行な線を軸と呼ぶ.線分が軸となす角度を,軸から反時計回りに測ったときの値をとおく.
・点の座標はを用いて,と表される.
・点の座標はを用いて,と表される.
媒介変数を用いて,を式と表す.ここで,は定数で,とする.同様に,は式と表す.ここで,とは定数で,とする.とし,の初期値からの増加にともない点と点がそれぞれ円円上を周回することを考える.点が円上を周するときのの変化量を,点の周期と呼ぶ.
・の値はを使って,と表わされる.
・とする.点と原点の距離を点と原点の距離をとし,を媒介変数に対して表示すると図2のようになった.ここで,実線が破線がを表す.また,とでとなった.以上のことから,の値はの値はと求められる.
図2
・とする.点の軌跡が半径の円になるためには,の値はの倍,の値はであればよい.
・点の軌跡が半径の円になるためには,の値はの倍,の値はであればよい.
・点が周する間に点が必ず点と点の両方を通過するための必要十分条件は,との間に自然数を用いて表わされるという関係が成り立ち,の値がであることである.
・において,点の位置はであった.そこから点が周したとき,すなわちにおいて,点の位置はであった.さらに点が周したとき,すなわちにおいて,点の位置はであった.このように点の周回ごとに点の位置がとを交互にとるための必要十分条件は,との間に自然数を用いて表わされるという関係が成り立ち,の値がであることである.
点点点の点が一直線上に並び,かつ点と点の間に点がある状態を「蝕(しょく)」と呼ぶことにする.を以上の自然数とする.
・の関係があるとき,点が円上を周する間に触が起こる回数は回である.
・の関係があるとき,点が円上を周する間に蝕が起こる回数は回である.