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2022 防衛医科大学校 医学科

易□ 並□ 難□

【1】  ∠CAB= π10 ∠ABC= π2 の直角三角形 ABC において,辺 AB 上に AD =CD=4 となる点 D があるとする.このとき, BD の長さは 1 である.また. ▵ABC の外接円の半径を r BC の長さを a とするとき, a r の値の積は 2 となる.

1 の選択肢

(1) 2    (2) 1+ 2   (3) 1+ 3   (4) 3   (5) 1+ 5

2 の選択肢

(1) 4    (2) 4 2   (3) 4 3   (4) 8   (5) 4 5

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易□ 並□ 難□

【2】  2 次方程式 x 2+a x+b=0 a b は実数の定数)の異なる 2 α β が,ある実数の定数 c を用いて

α= c-1 +c+8 c 1c +2 β= c-1 -c+8 c- 1+c+ 2

と表されるとする. α=-3 のとき, a の値は 3 であり, c の値は互いに素である自然数 m n を用いて mn と表すことができる.このとき, m n の和は 4 となる.

3 の選択肢

(1) 4    (2) 5   (3) 6   (4) 7   (5) 8

4 の選択肢

(1) 17   (2) 19   (3) 21   (4) 23   (5) 25

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【3】 実数 x の関数 f n( x)= k=1 n |x-k | n=1 2 3 がある.関数 f 3( x) の最小値は 5 である.また,ある奇数 m に対し, fm (x ) の最小値が 30 であるとすると,このような m 6 である.

5 の選択肢

(1) 1   (2) 2   (3) 3   (4) 4   (5) 5

6 の選択肢

(1) 7   (2) 9   (3) 11   (4) 13   (5) 15

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【4】 複素数平面上で複素数 z が方程式 | z|= 1 を満たして動くとき,複素数 w = 2-i z が描く図形は 7 である.また,複素数 α α0 ), β= 1α について, α | α-( 2+i) |=2 を満たして動くとき,点 α が描く図形を C 1 β が描く図形を C 2 とする. C1 C2 の図形の内部の共通部分の面積は 8 である.ただし, i は虚数単位である.

7 の選択肢

(1) 原点を中心とする半径 2 の円

(2) 原点を中心とする半径 3 の円

(3) 点 2-i を中心とする半径 1 の円

(4) 点 2-i を中心とする半径 2 の円

(5) 点 2-i を中心とする半径 3 の円

8 の選択肢

(1)  53 π-3    (2)  53 π-2 3   (3)  83 π-3   (4)  83 π- 23    (5)  83 π-3 3

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【5】 四角形 ABCD は点 O を中心とする半径 1 の円に内接し, ∠A ∠C ∠B ∠D はそれぞれ対角であり, BC=CD 24OA +7 OB +25 OD= 0 を満たしている.

  ∠BAD=α ∠ABD=β とすると, cosα = 9 10 cosβ = 11 12 13 である.

 また, C から直線 AB に下ろした垂線と AB の交点を H とすると, CH の長さは 14 15 16 である.

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【6】 関数 f (x )= cos(log 1xk ) 0<x1 k は自然数)について, f( x)= 0 を満たす x を大きい順に a 0 a1 a2 と表すものとする. k=2 のとき,

limn i=0 na i= e- 17 18 π 1-e - 19 20 π

である.また, k=3 のとき,

a4a 3f (x )dx = 21 10 e - 22 23 π (1+ e 24 25 π )

である.ただし, e は自然対数の底である.

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【7】  A さんと B さんが 1 枚ずつコインを持ち,各時刻 t t=1 2 3 にそれぞれが以下の試行を 1 回行う.

試行:コインを 1 枚投げ,表が出たら 2 点,裏が出たら 1 点を獲得する.

 少なくともどちらかの合計点が 8 点以上になったらその時刻で試行を終了し,その時刻におけるそれぞれの合計点をそれぞれの最終得点とする.最終得点が高い方を勝者とする.

 ただし,ある時刻でどちらかの合計点が初めて 4 点以上になり,そのときもう一方の合計点が 4 点未満だった場合,点数が低い方はその時刻で試行を終了し,その時刻までの合計点を最終得点とする.点数が高い方はそのまま試行を継続し,合計点が 8 点以上になった時刻に試行を終了し,その時刻までの合計点を最終得点とする.

(例1)  A さんが時刻 1 で表,時刻 2 で裏,時刻 3 で表を出し, B さんが時刻 1 で表,時刻 2 で裏,時刻 3 で裏を出した場合, A さん B さんともに時刻 3 で初めて 4 点以上になったので,両者とも試行を継続する. A さんが時刻 4 で表,時刻 5 で表を出し, B さんが時刻 4 で裏,時刻 5 で裏を出した場合,時刻 5 A さんが初めて 8 点以上になったので両者試行を終了し, A さんの最終得点は 9 点, B さんの最終得点は 6 点となる.

(例2)  A さんが時刻 1 で表,時刻 2 でも表を出し, B さんが時刻 1 で表,時刻 2 で裏を出した場合, A さんが初めて 4 点以上になった時刻 2 で, B さんは 4 点未満なので, B さんは試行を終了し, B さんの最終得点は 3 点となる. A さんはその後も試行を継続し,時刻 3 で表,時刻 4 で裏,時刻 5 で表を出した場合,時刻 5 で初めて 8 点以上になったので試行を終了し, A さんの最終得点は 9 点となる.

 このとき,以下の問に答えよ.ただし,(1)から(4)の答えは分子が奇数,分母が 2 の累乗のままの分数で表せ.

(1)  A さん B さんそれぞれの合計得点が同時刻に初めて 4 点以上になる確率はいくらか.

(2)  A さん B さんそれぞれの合計得点が同時刻に初めて 4 点以上になり,その時刻で A さんの合計得点が 5 点, B さんの合計得点が 4 点である確率はいくらか.

(3)  A さん B さんそれぞれの合計得点が同時刻に両方ちょうど 4 点になり, A さんの合計得点が初めて 8 点以上になった時刻に, B さんの合計得点が 8 点未満である確率はいくらか.

(4)  A さんの最終得点が B さんの最終得点よりちょうど 2 点多くなる確率はいくらか.

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