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2023-10001-0101
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2023 北海道大学 前期
理系
易□ 並□ 難□
【1】 複素数平面上における図形 C 1 , C2 , ⋯ , Cn , ⋯ は次の条件(A)と(B)をみたすとする.ただし, i は虚数単位とする.
(A) C1 は原点 O を中心とする半径 2 の円である.
(B) 自然数 n に対して, z が C n 上を動くとき 2 ⁢w=z +1+i で定まる w の描く図形が C n+1 である.
(1) すべての自然数 n に対して, Cn は円であることを示し,その中心を表す複素数 α n と半径 r n を求めよ.
(2) C 上の点と O との距離の最小値を d n とする.このとき, dn を求めよ.また, limn →∞ dn を求めよ.
2023-10001-0102
【2】 O を原点とする座標空間において, 3 点 A (4 ,2,1 ), B (1, -4,1 ), C (2, 2,-1 ) を通る平面を α とおく.また,球面 S は半径が 9 で, S と α の交わりは A を中心とし B を通る円であるとする.ただし, S の中心 P の z 座標は正とする.
(1) 線分 AP の長さを求めよ.
(2) P の座標を求めよ.
(3) S と直線 OC は 2 点で交わる.その 2 点間の距離を求めよ.
2023-10001-0103
【3】 以下の問いに答えよ.ただし, e は自然対数の底を表す.
(1) k を実数の定数とし, f⁡( x)= x⁢e -x とおく.方程式 f ⁡(x )=k の異なる実数解の個数を求めよ.ただし, limx →∞ f⁡( x)= 0 を用いてもよい.
(2) x⁢y ⁢e- (x+ y) =c をみたす正の実数 x , y の組がただ 1 つ存在するときの実数 c の値を求めよ.
(3) x⁢y ⁢e- (x+ y) = 3e4 をみたす正の実数 x , y を考えるとき, y のとりうる値の最大値とそのときの x の値を求めよ.
2023-10001-0104
文系【3】の類題
【4】 n を 2 以上の自然数とする. 1 個のさいころを n 回投げて出た目の数を順に a1 , a2 , ⋯ , an とし,
Kn =|1 -a1 |+ |a 1- a2 | +⋯+ |a n-1 -an |+ |a n-6 |
とおく.また, Kn のとりうる値の最小値を q n とする.
(1) K3 =5 となる確率を求めよ.
(2) qn を求めよ.また, Kn =qn となるための a1 , a2 , ⋯ , an に関する必要十分条件を求めよ.
(3) n を 4 以上の自然数とする. Ln= Kn +| a4- 4| とおき, Ln のとりうる値の最小値を r n とする. Ln= rn となる確率 p n を求めよ.
2023-10001-0105
【5】 a , b を a 2+b 2<1 をみたす正の実数とする.また,座標平面上で原点を中心とする半径 1 の円を C とし, C の内部にある 2 点 A (a, 0), B (0, b) を考える. 0<θ < π2 に対して C 上の点 P (cos ⁡θ,sin ⁡θ ) を考え, P における C の接線に関して B と対称な点を D とおく.
(1) f⁡( θ)= a⁢b⁢ cos⁡2⁢ θ+a⁢ sin⁡θ- b⁢cos⁡ θ とおく.方程式 f ⁡(θ )=0 の解が 0 <θ< π 2 の範囲に少なくとも 1 つ存在することを示せ.
(2) D の座標を b , θ を用いて表せ.
(3) θ が 0 <θ< π2 の範囲を動くとき, 3 点 A , P , D が同一直線上にあるような θ は少なくとも 1 つ存在することを示せ.また,このような θ はただ 1 つであることを示せ.
2023-10001-0106
文系
【1】 P⁡( x) を x についての整式とし, P⁡( x)⁢ P⁡( -x) =P⁡( x2 ) は x についての恒等式であるとする.
(1) P⁡( 0)= 0 または P ⁡(0 )=1 であることを示せ.
(2) P⁡( x) が x -1 で割り切れないならば, P⁡( x)- 1 は x +1 で割り切れることを示せ.
(3) 次数が 2 である P ⁡(x ) をすべて求めよ.
2023-10001-0107
【2】 三角形 OAB は辺の長さが OA =3 , OB=5 , AB=7 であるとする.また, ∠AOB の 2 等分線と直線 AB との交点を P とし,頂点 B における外角の 2 等分線と直線 OP との交点を Q とする.
(1) OP→ を OA→ , OB→ を用いて表せ.また, | OP→ | の値を求めよ.
(2) OQ→ を OA→ , OB→ を用いて表せ.また, | OQ→ | の値を求めよ.
2023-10001-0108
理系【4】の類題
【3】 n を 2 以上の自然数とする. 1 個のさいころを n 回投げて出た目の数を順に a1 , a2 , ⋯ , an とし,
(1) K2 =5 となる確率を求めよ.
(2) K3 =5 となる確率を求めよ.
(3) qn を求めよ.また, Kn =qn となるための a1 , a2 , ⋯ , an に関する必要十分条件を求めよ.
2023-10001-0109
【4】 q を実数とする.座標平面上に円 C :x2 +y2 =1 と放物線 P :y= x2+q がある.
(1) C と P に同じ点で接する傾き正の直線が存在するとき, q の値およびその接点の座標を求めよ.
(2) (1)で求めた q の値を q 1 , 接点の y 座標を y 1 とするとき,連立不等式
{ x2 +y2 ≧1 y≧x 2+q 1 y≦y 1
の表す領域の面積を求めよ.