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2023 北海道大学 後期

理学部,工学部

易□ 並□ 難□

【1】 以下で e は自然対数の底である.必要ならば lim x (1+ 1x )x =e を用いてもよい.

(1)  t>0 のとき, e ( 1+ 1t) t の大小を判定し,その結果が正しいことを示せ.

(2)  t>0 のとき, e1- 1 2t (1+ 1t) t の大小を判定し,その結果が正しいことを示せ.

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理学部,工学部

易□ 並□ 難□

【2】 座標平面上にある放物線 y= x2 C とし, C 上の 2 A (α ,α2 ) B (β ,β2 ) を考える.ただし, α<β とする. C A における接線 l 1 と, B における接線 l2 との交点を P とする.また, A を通り l1 と直交する直線 m1 と, B を通り l2 と直交する直線 m2 との交点を Q とする.さらに, 3 A B Q を通る円の中心を点 S (s, t) とする.

(1)  P Q の座標を α β を用いて表せ.

(2)  s t α β を用いて表せ.

(3)  α β α <β かつ s =0 をみたしながら動くとき, t のとりうる値の範囲を求めよ.

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理学部,工学部

易□ 並□ 難□

【3】  p 3 以上の素数とする.箱 S には 1 から p までの番号札が 1 枚ずつ計 p 枚入っており,箱 T には 1 から 4 p までの番号札が 1 枚ずつ計 4 p 枚入っている.箱 S と箱 T から番号札を 1 枚ずつ取り出し,書かれている数をそれぞれ X Y とする.

(1)  X Y の積が p で割り切れる確率を求めよ.

(2)  X Y の積が 2 p で割り切れる確率を求めよ.

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【4】 以下の問いに答えよ.

(1)  α α >1 をみたす実数とする. 2 以上の自然数 n に対して,不等式

1- 1(n +1) α-1 ( α-1) k=1n 1 kα α- 1nα -1

が成り立つことを示せ.

(2)  3 以上の自然数 n に対して,不等式

32 -log 3 k= 1n 1k -logn 1

が成り立つことを示せ.ただし, logx x の自然対数である.

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