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2023-10001-0201
2023 北海道大学 後期
理学部,工学部
易□ 並□ 難□
【1】 以下で e は自然対数の底である.必要ならば lim x→∞ (1+ 1x )x =e を用いてもよい.
(1) t>0 のとき, e と ( 1+ 1t) t の大小を判定し,その結果が正しいことを示せ.
(2) t>0 のとき, e1- 1 2⁢t と (1+ 1t) t の大小を判定し,その結果が正しいことを示せ.
2023-10001-0202
【2】 座標平面上にある放物線 y= x2 を C とし, C 上の 2 点 A (α ,α2 ) と B (β ,β2 ) を考える.ただし, α<β とする. C の A における接線 l 1 と, B における接線 l2 との交点を P とする.また, A を通り l1 と直交する直線 m1 と, B を通り l2 と直交する直線 m2 との交点を Q とする.さらに, 3 点 A , B , Q を通る円の中心を点 S (s, t) とする.
(1) P と Q の座標を α , β を用いて表せ.
(2) s と t を α , β を用いて表せ.
(3) α , β が α <β かつ s =0 をみたしながら動くとき, t のとりうる値の範囲を求めよ.
2023-10001-0203
【3】 p を 3 以上の素数とする.箱 S には 1 から p までの番号札が 1 枚ずつ計 p 枚入っており,箱 T には 1 から 4⁢ p までの番号札が 1 枚ずつ計 4⁢ p 枚入っている.箱 S と箱 T から番号札を 1 枚ずつ取り出し,書かれている数をそれぞれ X , Y とする.
(1) X と Y の積が p で割り切れる確率を求めよ.
(2) X と Y の積が 2 ⁢p で割り切れる確率を求めよ.
2023-10001-0204
【4】 以下の問いに答えよ.
(1) α は α >1 をみたす実数とする. 2 以上の自然数 n に対して,不等式
1- 1(n +1) α-1 ≦( α-1) ⁢∑ k=1n 1 kα ≦α- 1nα -1
が成り立つことを示せ.
(2) 3 以上の自然数 n に対して,不等式
32 -log ⁡3≦ ∑k= 1n 1k -log⁡n ≦1
が成り立つことを示せ.ただし, log⁡x は x の自然対数である.