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2023 電気通信大学 後期

配点60点

易□ 並□ 難□

2023年電気通信大後期【1】2023102710201の図

【1】  2 つの関数

f( t)= 2sin t+sin 2t

g( t)= 2cos t-cos 2t

を用いて定義される座標平面上の曲線

x=f (t ) y=g (t ) 0t π

は右図のような概形をもつ.この曲線を C として,以下の問いに答えよ.

(ⅰ)  { f (t )} 2+ {g ( t) }2 a cos2 b t a b は正の定数)の形に変形せよ.

(ⅱ)  C 上で x 座標が最大となる点 A の座標と,対応する t の値 t 0 を求めよ.

(ⅲ)  0<t< π tt 0 を満たす t に対して,点 ( f( t), g( t) ) における C の接線の傾きを m (t ) とするとき,極限値 lim tt 0m (t ) を求めよ.

(ⅳ) 曲線 C の長さ L を求めよ.

(ⅴ) 曲線 C y 軸で囲まれた部分の面積 S を求めよ.

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【2】  0x 1 で定義された関数

f( x)= 1-x 2+ x2- 1

を考える.以下の問いに答えよ.

(ⅰ)  0<x< 1 における f (x )=0 の解を求めよ.

(ⅱ) 第 2 次導関数 f (x ) を求めよ.

(ⅲ)  0<x< 1 における f (x ) の極値を求めよ.

(ⅳ) 次の 2 つの不定積分 I J を求めよ.ただし,積分定数は省略してもよい.

I= x 1-x 2 dx J= x3 1-x 2 dx

(ⅴ) 曲線 y =f( x) x 軸で囲まれた部分を, y 軸のまわりに 1 回転して得られる立体の体積 V を求めよ.

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【3】 実数 s t が不等式

s+t> 0

を満たしながら変化するとき,座標平面上で点 P ( 1+s ts+ t, 1- st s+t ) の動く領域を D とする.このとき,以下の問いに答えよ.

(ⅰ)  x= 1+s ts+ t y= 1-s ts+ t とおく.このとき, s+t s t x y の式で表せ.

(ⅱ) 領域 D を図示せよ.

(ⅲ) 関数 f (x )=x x2 +1+ log( x+x 2+1 ) の導関数を求めよ.ただし, log は自然対数を表す.

(ⅳ) 実数 s t が連立不等式

0<s+ t2 1-s ts+ t 1

を満たしながら変化するとき,点 P ( 1+s ts+ t , 1-s ts+t ) の動く領域の面積 S を求めよ.

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【4】 数直線上で座標が整数である点を移動する点 P がある.時刻 n =0 1 2 での点 P の位置は次の規則に従うとする.

1  時刻 0 での点 P の座標は 0 である.

2  時刻 n での点 P の座標 x が偶数であるとき,時刻 n +1 での点 P の座標は確率 23 x +1 となり,確率 13 x のままである.

3  時刻 n での点 P の座標 x が奇数であるとき,時刻 n +1 での点 P の座標は確率 78 x +1 となり,確率 18 x -1 となる.

自然数 n に対し,時刻 n での点 P の座標が 0 である確率を p n とし,座標が 1 である確率を q n とする.また,時刻 n での点 P の座標が奇数である確率を r n とする.このとき,以下の問いに答えよ.

(ⅰ)  p1 p2 を求めよ.

(ⅱ)  rn を求めよ.

(ⅲ)  pn+ 2 p n+1 p n を用いて表せ.

(ⅳ) 実数 α β はすべての自然数 n に対して

pn+ 2-α pn +1= β( pn+ 1-α pn )

を満たす.このような α β の組 ( α,β ) 2 組求めよ.

(ⅴ)  pn qn を求めよ.

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【5】で配点60点

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【5】 以下の[Ⅰ],[Ⅱ]に答えよ.解答は結果のみを解答用紙の指定された欄に記入せよ.この問題に限り,結果に至る過程や説明を書く必要はない.

[Ⅰ] 次の問いに答えよ.

(ⅰ) 自然対数の底 e limh 0 (1+ h) 1h =e で定義される.極限値 limx (1 12x ) x を求めよ.

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【5】で配点60点

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【5】 以下の[Ⅰ],[Ⅱ]に答えよ.解答は結果のみを解答用紙の指定された欄に記入せよ.この問題に限り,結果に至る過程や説明を書く必要はない.

[Ⅰ] 次の問いに答えよ.

(ⅱ) 関数 f (x ) x =a で微分可能であるとき,極限値 limx a x2 f( x)- a2 f( a) x-a a f( a) f (a ) を用いて表せ.

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【5】で配点60点

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【5】 以下の[Ⅰ],[Ⅱ]に答えよ.解答は結果のみを解答用紙の指定された欄に記入せよ.この問題に限り,結果に至る過程や説明を書く必要はない.

[Ⅰ] 次の問いに答えよ.

(ⅲ) 極限値 limn 1n k=2 n+1 3n 1 sin πk 6n を求めよ.

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【5】で配点60点

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【5】 以下の[Ⅰ],[Ⅱ]に答えよ.解答は結果のみを解答用紙の指定された欄に記入せよ.この問題に限り,結果に至る過程や説明を書く必要はない.

[Ⅱ]  2 つの整数 253 437 の最大公約数を d として,不定方程式

253x- 437y= d

を考える.この不定方程式の整数解 ( x,y ) のうち,原点 ( 0,0 ) との距離が最小の整数解を ( a,b ) とする.このとき,次の問いに答えよ.

(ⅳ)  d を求めよ.

(ⅴ)  (a, b) を求めよ.

(ⅵ)  i を虚数単位とし,複素数 z =a+b i を考える. z の偏角を θ 0θ< 2π とするとき, kθ > π2 となるような最小の自然数 k を求めよ.

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