2023 東京海洋大学 総合型選抜海洋生命科学部小論文IIMathJax

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2023 東京海洋大学 総合型選抜海洋生命科学部小論文II

海洋生物資源学科

易□ 並□ 難□

【1】 下記の記述を読んで,以下の問いに答えなさい.

 ある養殖場では,魚種 P と魚種 Q を短期間に出荷サイズまで養殖して出荷している.ここでは,栄養成分の異なる餌 A と餌 B を用いて 1 尾の魚を出荷できる大きさまで成長させるために,魚種 P では 1 kg の餌 A 3 kg の餌 B を必要とし,また,魚種 Q では 6 kg の餌 A 4 kg の餌 B を必要としている.魚種 P と魚種 Q に対して,餌 A と餌 B はいつもこれらの比率で配合した状態で与えられている.餌の食べ残しはなく,この期間の死亡はないものとする.この養殖場から出荷した魚種 P と魚種 Q 1 尾あたりの単価はそれぞれ 800 円と 2000 円であり,出荷された魚種 P と魚種 Q はすべて売れるものとする.

 いま,この養殖場で, 480 kg の餌 A 600 kg の餌 B を用いて,魚種 P と魚種 Q の魚それぞれ何尾を養殖できるかを考える.

問1 魚種 P と魚種 Q を養殖する場合に,魚種 P と魚種 Q それぞれの出荷可能な尾数を,解答用紙にある座標内に領域で示しなさい.ただし,餌 A と餌 B に余りが生じるのは差し支えないが,いまある餌の量を超えて給餌することはできない.

問2 売り上げ金額の合計が最大となる魚種 P と魚種 Q それぞれの養殖尾数,およびそのときの売り上げ金額の合計を答えなさい.また,このときに売り上げ金額の合計が最大となる理由について,魚種 P の養殖尾数を X 魚種 Q の養殖尾数を Y そのときの売り上げ金額の合計を K とした場合における X Y K の関係式を含めて説明しなさい.

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