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2023-10301-0101
2023 横浜国立大学 前期
経済,経営学部
易□ 並□ 難□
【1】 x⁣y 平面上に 2 つの放物線
C1: y=x2 +2⁢x
C2: y=-2⁢ x2+2 ⁢x
がある.次の問いに答えよ.
(1) C1 と C 2 のどちらにも接する直線が 1 つだけ存在することを示し,その直線の方程式を求めよ.
上で求めた直線を l とする.さらに,実数 a , b に対して定まる直線 m :y=a ⁢x+b が,次の 2 つの条件を満たすとする.
・ m は l と垂直に交わる.
・和集合 { P| P は m と C1 との共有点 } ∪{ Q| Q は m と C2 との共有点 } の要素の個数がちょうど 4 である.
(2) b のとり得る値の範囲を求めよ.
(3) m と C 1 で囲まれた部分の面積を S 1 とし, m と C 2 で囲まれた部分の面積を S 2 とする. S1: S2= 1:2 を満たす b の値を求めよ.
2023-10301-0102
経済,経営,理工,都市科学部共通
【2】 さいころ A とさいころ B がある.はじめに,さいころ A を 2 回投げ, 1 回目に出た目を a 1 , 2 回目に出た目を a 2 とする.次に,さいころ B を 2 回投げ, 1 回目に出た目を b 1 , 2 回目に出た目を b 2 とする.次の問いに答えよ.
(1) a1≧ b1+ b2 となる確率を求めよ.
(2) a1 +a2> b1+ b2 となる確率を求めよ.
(3) a1+ a2> b1+ b2 という条件のもとで, a2= 1 となる条件付き確率を求めよ.
2023-10301-0103
【3】 四面体 OABC があり, a→ =OA→ , b→ =OB→ , c→ =OC→ とし,点 D を
OD→ =4⁢a →+3 ⁢b→ +2⁢c →
で定める.点 X , P , Q , R を以下の条件(*)を満たすようにとる.
(*) { Xは, ▵ABCの辺上または内部にある. 直線DX は,平面OAB ,平面 OBC ,平面OCA と それぞれ P ,Q ,R で交わる. DP→ =α⁢DX→ ,DQ →=β⁢ DX→ ,DR→ =γ⁢DX → と表すとき, 0<α≦β ≦γ である.
また,実数 s , t を用いて, AX→ =s⁢AB →+t ⁢AC→ と表す.次の問いに答えよ.
(1) 実数 u で定まるベクトル OD →+u ⁢DX→ を, a→ , b→ , c→ , s , t , u を用いて表せ.
(2) α , β , γ を s , t でそれぞれ表せ.
(3) X が条件(*)を満たしながら動くとき,点 ( s,t ) の存在範囲を s ⁣t 平面上に図示せよ.
(4) X が条件(*)を満たしながら動くとき, X が動く部分の面積 S1 と ▵ABC の面積 S2 の比 S 1:S2 を求めよ.
2023-10301-0104
理工,都市科学部
【1】 n を正の整数とする. x⁣y 平面において,以下の 2 つの曲線 C 1 , C2 を考える.
C1 :y= (cos ⁡x) n ( 0≦x≦ π 2)
C2: y=( sin⁡x) n (0 ≦x≦ π2)
次の問いに答えよ.
(1) C1 と C 2 の交点の座標を求めよ.
(2) n=4 のとき, C1 , C2 と y 軸で囲まれる部分の面積を求めよ.
(3) n=8 のとき, C1 , C2 と y 軸で囲まれる部分の面積を求めよ.
2023-10301-0105
【3】 複素数平面上に 3 点 A ⁡(α ), B⁡ (β ), C⁡ (γ ) を頂点とする正三角形 ABC がある.次の問いに答えよ.
(1) γ=( 1-v) ⁢α+v⁢ β ( v は複素数)と表すとき, v をすべて求めよ.
(2) 三角形 ABC の重心を G ⁡(z ) とする. α , β , γ が次の条件(*)をみたしながら動くとき, |z | の最大値を求めよ.
(*) { |α |=1 , β=α 2 ,| γ|≧1 , α の偏角 θ は 0<θ≦ π2 の範囲にある.
2023-10301-0106
【4】 数列 { an } は
a1= 1, an+ 1=2 +7⁢a n ( n=1 ,2 ,3 ,⋯ )
をみたす.次の問いに答えよ.
(1) α=2 +7⁢α をみたす 2 より大きい実数 α がただ 1 つ存在することを示し, α を求めよ.
(2) (1)で求めた α に対して, an< α ( n=1 , 2 , 3, ⋯ ) を示せ.
(3) 数列 { an } の極限を調べ,収束する場合はその極限値を求めよ.
2023-10301-0107
【5】 関数 f⁡ (x) =e-x を考える.次の問いに答えよ.
(1) 正の実数 x に対して,以下の不等式を示せ.
1-x< f⁡( x)< 1-x+ x 22
2 以上の整数 n , N (ただし N≧ n) に対して
Sn,N = ∑k=n N 1k2 -1⁢ f⁡( 1k)
とおく.
(2) 2 以上の整数 n , N (ただし N ≧n ) に対して,次の不等式を示せ.
1n - 1N+1 <S n,N <( 1n- 1N +1) ⁢(1+ 12 ⁢n⁢( n-1) )
(3) 各 n に対して,極限値 lim N→∞ Sn,N は存在し,その極限値を Sn とおく. S9 の小数第 3 位まで(小数第 4 位切り捨て)を求めよ.