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2023 信州大学 前期 理(数学科)学部

易□ 並□ 難□

【1】 以下の問いに答えよ.

(1) 関数

f( x)= log xx x>0

の増減と y =f( x) のグラフの凹凸を調べ,グラフの概形をかけ.ただし, limx log xx =0 は用いてよい.

(2) 次を満たす自然数の組 ( m,n ) をすべて求めよ.

mn= nm かつ m <n

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【2】  a を実数とする. O を原点とする x y 平面上の点 P と点 Q に対して,条件

| OP |+ OP OQ +a=0 (*)

を考える.次の問いに答えよ.

(1) 点 Q の座標が ( 0,-1 ) a= 2 のとき,点 P が条件(*)を満たしながら動いてできる図形を x y 平面に図示せよ.

(2)  a>0 とする.点 P と点 Q が条件(*)を満たして働くとき,点 Q の動く範囲を x y 平面に図示せよ.

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【3】 群に分けられた数列

a1 |a 2 a3 | a4 a5 a 6|

は,次の条件(ⅰ),(ⅱ),(ⅲ)を満たしているとする.

(ⅰ) 第 1 群は a 1 のみからなる.また n 2 以上の自然数とするとき,第 n 群は項数が n であるような等差数列であり,その公差は n によらない定数 d である.

(ⅱ) 自然数 n に対し,第 n 群の最後の項を b n とし, Sn= k=1 nb k とおくとき,

Sn= d +12 n2 + 1-d2 n

が成り立つ.

(ⅲ) 自然数 n に対し,第 n 群に含まれる項の和を T n とおくとき,

Tn =4n 2-3 n

が成り立つ.

このとき,次の問いに答えよ.

(1) 定数 d の値を求めよ.

(2)  k を自然数とする.次の条件を満たすような m をすべて求めよ.

m 群は 7 k-6 を含む.

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【4】 次の問いに答えよ.

(1)  L 2 以上の自然数とする.各辺の長さが自然数で, 3 辺の長さの和が 4 L である二等辺三角形の個数 N (L ) を求めよ.ただし,合同な三角形は同じとみなし,重複して数えない.

(2) (1)のような N (L ) 個の二等辺三角形の面積の平均値を S (L ) とする.このとき,極限

limL S( L) L2

を求めよ.

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【5】 実数 θ 0 <θ< π 2 を満たすとする. 2 つの関数 x (t ) y (t ) を次で定義する.

x( t)= cos( θ+( π-2 θ) t) y( t)= sin( θ+( π-2 θ) t)

このとき次の問いに答えよ.

(1) 次の定積分の値を θ を用いて表せ.

01 { x (t )} 2+ {y (t )} 2y (t ) dt

(2) (1)の定積分の値を f ( θ) とおくとき,次の不等式が成り立つことを示せ.

f( θ) 2 tanθ (0 <θ< π 2)

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