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2023 静岡大学 後期

理(数学科,創造理学コース),工,情報学部

配点は数学科20%,創造理学コース,工,情報学部25%

易□ 並□ 難□

【1】 自然数 n に対して (1+ 2) n

( 1+2 )n =xn +yn 2 xn yn は自然数)

と表す.(ただし,このような自然数 x n yn が一意に定まることは認めてよい.)また, zn= xn2 -2 yn2 とおく.数列 { xn } {y n} {z n} について,次の問いに答えよ.

(1)  xn+ 1 yn+ 1 を, xn yn を用いてそれぞれ表せ.

(2)  zn+ 1 z n を用いて表せ.

(3) 数列 { zn } の一般項 z n を求めよ.

(4) 方程式 x 2-2 y2 =1 を満たす自然数 x y の組 ( x,y ) 4 組求めよ.

2023 静岡大学 後期

理(数学科,創造理学コース),工,情報学部

配点は数学科20%,創造理学コース,工,情報学部25%

易□ 並□ 難□

【2】  2 つの正の数 c d に対して,座標空間の 4 A (2, 1,0 ) B (0, 2,-1 ) C (c, 0,-2 c) D (d, -d,d ) を考える. ▵ABC は正三角形とし, ∠ABD= π6 とする.このとき,次の問いに答えよ.

(1)  c d の値をそれぞれ求めよ.

(2)  3 A B C を通る平面 α に点 D から下ろした垂線を DE とする.点 E の座標を求めよ.

(3) 四面体 ABCD の体積を求めよ.

2023 静岡大学 後期

理(数学科)学部

配点は数学科20%

易□ 並□ 難□

【3】 実数 p q に対して,方程式 x 3+p x+q= 0 は異なる 2 つの実数解 α β をもつとする.ここで, α は重解とする.このとき,次の問いに答えよ.

(1)  p q および β を,それぞれ α を用いて表せ.

(2)  α=2 のとき x 3+p x+q> 0 となる実数 x の値の範囲を求めよ.

(3)  α=2 とする.曲線 y =x3 +px +q と直線 y =3x +t の共有点がちょうど 2 個であるとき, t の値とそのときの 2 つの共有点の座標を求めよ.

2023 静岡大学 後期

理(数学科,創造理学コース),工,情報学部

配点は数学科20%,創造理学コース,工,情報学部25%

易□ 並□ 難□

【4】 実数 a b 1 <a<b を満たすとする. 0x 1 で定義された関数

f( x)= 12 (ax b 1x +a1 x bx )

に対して,次の問いに答えよ.ただし, log は自然対数とする.

(1)  1 ではない正の実数 c に対して (c x) = cx logc であることを,対数微分法を用いて示せ.

(2) 第 1 次導関数 f (x ) および第 2 次導関数 f (x ) をそれぞれ求めよ.

(3) 関数 f (x ) の増減を調べ,最大値と最小値を求めよ.

(4) 定積分 01 f (x) dx を求めよ.

(5) 次の不等式が成り立つことを示せ.

ab ba logb -loga a +b2

2023 静岡大学 後期

理(数学科),教育学部

教育学部は【3】

配点は数学科20%,教育学部35%

易□ 並□ 難□

【5】 複素数平面上の 3 A (α ) B (β ) C (γ ) を頂点とする ▵ABC は正三角形であるとする.また, ω= γ-α β-α とおく.このとき,次の問いに答えよ.

(1)  n=1 2 3 4 5 に対しては ω n1 であり,かつ ω6= 1 であることを示せ.

(2)  ω2 -ω+1 =0 であることを示せ.

(3)  α2 +β2 +γ2 =βγ +γα +αβ であることを示せ.

(4)  α=2 -i β=5 +i のとき, γ の値を求めよ.ただし, i は虚数単位とする.

2023 静岡大学 後期

理(創造理学コース),工,情報学部

配点25%

易□ 並□ 難□

【3】 正の数に対して,次の 2 つの不等式を考える.

x2+ 2x- k>0

x2 -k2 <0

このとき,次の問いに答えよ.

(1)  を満たす実数 x の値の範囲を k を用いて表せ.

(2)  を同時に満たす実数 x の値の範囲を k を用いて表せ.

(3)  を同時に満たすような整数 x x =1 のみとなる k の値の範囲を求めよ.

(4)  を同時に満たすような整数 x x =2 のみとなる k の値を求めよ.

2023 静岡大学 後期

教育学部

配点30%

易□ 並□ 難□

【1】 次の問いに答えよ.ただし, log は自然対数とする.

(1) 不定積分 x logx dx を求めよ.

(2)  t を実数とするとき定積分

I( t)= 1e x| logx- t| dx

を求めよ.ただし, e は自然対数の底とする.

(3) 実数 t 0 t1 の範囲を動くとき, I( t) の最大値と最小値を求めよ.

2023 静岡大学 後期

教育学部

配点35%

易□ 並□ 難□

【2】  - π2< x< π2 で定義された 2 つの関数 f (x )=1 +2cos x g( x)= 1 cosx を考える.このとき,次の問いに答えよ.

(1) 曲線 y =f( x) と曲線 y =g( x) の共有点の x 座標をすべて求めよ.

(2)  - π3 x π3 のとき,不等式 f (x )g (x )>0 が成り立つことを示せ.

(3) 曲線 y =f( x) と曲線 y =g( x) で囲まれた図形の面積 S を求めよ.

(4) 曲線 y =f( x) と曲線 y =g( x) で囲まれた図形を, x 軸のまわりに 1 回転させてできる立体の体積 V を求めよ.

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