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2023 名古屋大学 前期

理科系

易□ 並□ 難□

【1】 実数係数の 4 次方程式 x 4-p x3+q x2- rx+s =0 は相異なる複素数 α α β β を解に持ち,それらは全て複素数平面において,点 1 を中心とする半径 1 の円周上にあるとする.ただし α β はそれぞれ α β と共役な複素数を表す.

(1)  α+α =α α を示せ.

(2)  t=α +α u=β +β とおく. p q r s をそれぞれ t u で表せ.

(3) 座標平面において,点 ( p,s ) のとりうる範囲を図示せよ.

2023 名古屋大学 前期

理科系

易□ 並□ 難□

【2】  0<b< a とする. xy 平面において,原点を中心とする半径 r の円 C と点 ( a,0 ) を中心とする半径 b の円 D 2 点で交わっている.

(1) 半径 r の満たすべき条件を求めよ.

(2)  C D の交点のうち y 座標が正のものを P とする. P x 座標 h (r ) を求めよ.

(3)  Q (r, 0) と点 R (a- b,0 ) をとる. D の内部にある C の弧 PQ 線分 QR および線分 RP で囲まれる図形を A とする. xy z 空間において A x 軸の周りに 1 回転して得られる立体の体積 V (r ) を求めよ.ただし,答えに h (r ) を用いてもよい.

(4)  V( r) の最大値を与える r を求めよ.また,その r r (a ) とおいたとき, lima ( r( a)- a) を求めよ.

2023 名古屋大学 前期

理科系

易□ 並□ 難□

【3】(1) 方程式 e x= 2x 3x -1 の負の実数解の個数を求めよ.

(2)  y=x (x2 -3 ) y =ex のグラフの x <0 における共有点の個数を求めよ.

(3)  a を正の実数とし,関数 f (x )=x ( x2-a ) を考える. y=f (x ) y =ex のグラフの x <0 における共有点は 1 個のみであるとする.このような a がただ 1 つ存在することを示せ.

2023 名古屋大学 前期

理科系

易□ 並□ 難□

【4】  n を正の整数とし, n 次の整式 P n( x)= x( x+1) (x +n-1 ) を展開して P n( x)= m=1 n Bm n x m と表す.

(1) 等式 m =1n Bm n =n! を示せ.

(2) 等式

Pn (x+ 1)= m=1 n( Bm n C0 m + Bm n C1 m x ++ Bm n Cm m xm )

を示せ.ただし, C0 m C1 m Cm m は二項係数である.

(3)  k=1 2 n に対して,等式 j =kn Bj n Ck j = Bk +1 n +1 を示せ.

2023 名古屋大学 前期

文科系

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【1】  a を実数とし, 2 つの関数 f (x )=x 3-( a+2) x2 +( a-2) x +2 a+1 g (x )=- x2+ 1 を考える.

(1)  f( x)- g( x) を因数分解せよ.

(2)  y=f (x ) y =g( x) のグラフの共有点が 2 個であるような a を求めよ.

(3)  a は(2)の条件を満たし,さらに f (x ) の極大値は 1 よりも大きいとする. y=f (x ) y =g( x) のグラフを同じ座標平面に図示せよ.

2023 名古屋大学 前期

文科系

易□ 並□ 難□

2023年名古屋大前期文科系【2】2023104810106の図

【2】 図のような 1 辺の長さが 1 の立方体 ABCD‐EFGH において,辺 AD 上に点 P をとり,線分 AP の長さを p とする.このとき,線分 AG と線分 FP は四角形 ADGF 上で交わる.その交点を X とする.

(1) 線分 AX の長さを p を用いて表せ.

(2) 三角形 APX の面積を p を用いて表せ.

(3) 四面体 ABPX と四面体 EFGX の体積の和を V とする. V p を用いて表せ.

(4) 点 P を辺 AD 上で動かすとき, V の最小値を求めよ.

2023 名古屋大学 前期

文科系

易□ 並□ 難□

【3】 数字 1 が書かれた球が 2 個,数字 2 が書かれた球が 2 個,数字 3 が書かれた球が 2 個,数字 4 が書かれた球が 2 個,合わせて 8 個の球が袋に入っている.カードを 8 枚用意し,次の試行を 8 回行う.

袋から球を 1 個取り出し,数字 k が書かれていたとき,

・残っているカードの枚数が k 以上の場合,カードを 1 枚取り除く.

・残っているカードの枚数が k 未満の場合,カードは取り除かない.

(1) 取り出した球を毎回袋の中に戻すとき, 8 回の試行のあとでカードが 1 枚だけ残っている確率を求めよ.

(2) 取り出した球を袋の中に戻さないとき, 8 回の試行のあとでカードが残っていない確率を求めよ.

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