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2023-10762-0101
2023 鳴門教育大学 前期
算数科,数学科コース
易□ 並□ 難□
【1】 実数 a を定数とします. x , y についての連立方程式
{ 2⁢x +y=4 a⁢x- y=4⁢ a-1
が x >0 かつ y> 0 である解をもつとき, a の値の範囲を求めなさい.
2023-10762-0102
【2】 実数全体を定義域とする関数
f⁡( x)=a ⁢x2+ b⁢x+c , g⁡(x )=x2 +4⁢x +3
に関して次の問いに答えなさい.ただし,実数 a , b , c は定数とします.
(1)「方程式 f⁡ (x) =0 の実数解」の定義を述べなさい.
(2) a=c= 1 とします.命題
「実数 b が b 2≧4 を満たすならば方程式 f ⁡(x )=0 は x <-3 の範囲に少なくとも 1 つの実数解をもつ」
の真偽を調べ,真であるならその証明を行い,偽であるなら反例をあげなさい.
(3) a>0 , c= b2> 0 とします.実数全体の集合を全体集合とし,部分集合 A= {x| f⁡(x )<0 }, B={x |g⁡ (x) <0} を考えます. x<-3 の範囲に方程式 f⁡ (x) =0 の実数解が存在しないとします.命題
「 f⁡(- 1)⁢f ⁡(-3 )>0 ⟹ A⊂B 」
が真であることを証明しなさい.
2023-10762-0103
【3】 3 辺の長さがいずれも整数値であるような直角三角形について,次の問いに答えなさい.
(1) 3 辺の長さはすべて異なることを証明しなさい.
(2) 1 番短い辺の長さと 2 番目に短い辺の長さのうち,少なくとも一方は偶数であることを証明しなさい.
(3) 1 番短い辺の長さが 5 であるとき,残りの 2 辺の長さの組をすべて求めなさい.
2023-10762-0104
【4】 N , n を整数とし, N≧2 , n≧3 とします. N 個の整数 1 , 2 ,⋯ , N の中から 1 つ選ぶ試行を 2 ⁢n 回行い,選んだ整数を順に x 1 ,⋯ , xn , y1 , ⋯ , yn とおくことで,変量 x , y を定めます.各試行において, 1 , 2 ,⋯ , N のうち,どの数が選ばれることも同様に確からしいものとします. n 個のデータの組 ( xi, yi ) ( 1≦i≦n ) について,次の問いに答えなさい.
(1) x1= ⋯=xn -1= 1 , xn= 2, y1= 2, y2= ⋯=yn =1 のとき, x の標準偏差, y の標準偏差, x と y の共分散をそれぞれ求めなさい.
(2) x の標準偏差と y の標準偏差のうち少なくとも一方が 0 となる確率を求めなさい.
(3) 「 x と y の相関係数が定まり,かつ,その値が 1 である確率」は 12 (1- 2⁢ Nn-1 -1 N2⁢n -2 ) より小さいことを証明しなさい.
2023-10762-0105
【5】 平面上に 2 点 A , B と円 O があり,全て平面上に固定されているとします.ただし, 2 点 A , B は円 O の外部にあるとします.点 A を通り円 O と 2 点で交わるように直線 l を引き,この 2 つの交点を M , N とします.ここで,直線 l は点 B を通らないものとします.また,点 A を通る円 O の接線の 1 つと円 O との接点を T とします.次の問いに答えなさい.
(1) 直線 l の引き方によらず, AM⋅AN が一定であることを証明しなさい.
(2) 3 点 B , M , N を通る円を O′ とします. AT≠AB ならば,円 O′ と直線 AB が 2 点で交わることを証明しなさい.
(3) AT≠AB のとき,円 O′ と直線 AB の交点のうち,点 B でないものを点 C とします.直線 l の引き方によらず線分 AC の長さが一定であることを証明しなさい.