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2023 九州大学 後期

工学部

配点30点

易□ 並□ 難□

【1】  x0 で定義される 2 つの曲線 y= xa y= ebx が点 P において接している. a b は正の実数とし, ae である. e は自然対数の底とする.以下の問いに答えよ.

(1) 点 P の座標を a のみを用いて表せ.また,点 P が取り得る範囲を x y 平面に図示せよ.

(2)  y=e bx y= 2x と点 Q において接している.このとき, a の値と点 Q の座標を求めよ.

(3)  a が(2)で求めた値のとき, y=x a y =eb x y= 2x に囲まれた領域の面積 S を求めよ.

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工学部

配点30点

易□ 並□ 難□

【2】 以下の問いに答えよ.

(1) 無限級数 n= 1 12 n-1 が発散することを示せ.

(2) 任意の自然数 N に対して,次の等式が成り立つことを示せ.ただし, x を実数とする.

1 1+x2 =1- x2+ x4 - +( 1)N -1x 2N-2 + (-1 )N x2N 1+x2

(3) 次の無限級数の収束,発散を調べ,収束するときはその無限級数の和を求めよ.

n=1 (-1) n-1 2n-1

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工学部

配点30点

易□ 並□ 難□

【3】  1 個のさいころを 3 回投げるとする.以下の問いに答えよ.

(1) 出る目すべての和が 5 になる確率を求めよ.

(2) 出る目の最小値が 4 になる確率を求めよ.

(3) 出る目すべての積が 6 の倍数になる確率を求めよ.

(4) 出る目を順に a b c とする. x についての 2 次方程式 a x2+b x+c= 0 が重解を持つ確率を求よ.

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工学部

配点30点

易□ 並□ 難□

【4】 座標平面上の点 A (a, 0) B (0,b ) C (c, d) を頂点とする三角形 ABC を考える.ただし a b c d は正の実数とし,三角形 ABC ∠ACB が直角で | AB |=2 | AC | であるとする.以下の問いに答えよ.

(1) 座標平面の原点を O とし, OA AC がなす角を θ 0θ< π とする.このとき sin θ cosθ の値を a b を用いて表せ.

(2) 三角形 ABC の内接円の中心の座標を a b を用いて表せ.

(3) 三角形 ABC の内接円の中心と三角形 ABO の内接円の中心との距離 s a b を用いて表せ.また,正の定数 l に対して,常に | AB |= l となるように点 A B をそれぞれ動かしたとき, s を最小にする a l を用いて表せ.

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工学部

配点30点

易□ 並□ 難□

【5】  n 3 以上の自然数, i を虚数単位として,複素数 z k は以下の式を満たすとする.

zk= cos( 2 πn k) +isin ( 2π n k) k=0 1 2 n -1

また, n 以下の自然数 l に対して,複素数平面上の点 Pl ( al ) があり,複素数 a l は次の式を満たすとする.

al= z0+ z1+z 2++ zl-1

以下の問いに答えよ.

(1)  al= z l-1 z1-1 となることを示せ.

(2)  l3 のとき三角形 Pl Pl -1 Pl -2 の面積を求めよ.

(3)  P1 P2 Pn を頂点とする n 角形に外接する円の方程式と n 角形の面積を求めよ.

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