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【1】 を定数とし,関数をとする.を原点とする座標平面を考え,曲線を曲線とする.また,関数の極大値を与えるの値を極小値を与えるの値をとし,座標平面上に点をとる.さらに,点とを通る直線をとし,点以外の,曲線と直線との共有点をとする.次に答えよ.
(ⅰ) 関数についての増減表を利用して,方程式の異なる実数解の個数が個以下となるための条件をを用いて表せ.
(ⅱ) 点の座標を求め,曲線と線分で囲まれる図形の面積および曲線と線分で囲まれる図形の面積を求めよ.
(ⅲ) 曲線と軸の共有点がつである場合を考える.曲線とにおける軸との共有点をとし,線分と線分および曲線で囲まれる図形の面積をとする.このとき,をを用いて表し,さらに,が成り立つ場合のの値を求めよ.
(ⅳ) 曲線と軸の共有点がつである場合を考える.直線と軸との交点をとし,線分と線分および曲線で囲まれる図形の面積を三角形の面積をとする.このとき,かつが成り立つ場合のとの値を求めよ.
【2】 右図のような三角形があり,地点を移動する人がいる.はじめ,この人は地点にいるものとする.
この人は,自分のいる地点で,大きいサイコロと小さいサイコロを振り,つのサイコロの目の出方に従って次のように行動する.
・つのサイコロの目が同じ場合は移動せず同じ地点にとどまる.
・つのサイコロの目が異なる場合は大きいサイコロの出た目の数だけ反時計回りに地点を移動する.
この試行を回繰り返した後に,地点にいる確率を同様に,地点にいる確率をそれぞれとする.次に答えよ.
(ⅰ) をそれぞれ求めよ.
(ⅱ) をを用いて表せ.同様に,をを用いて表せ.
(ⅲ) をそれぞれ求めよ.
(ⅳ) 回目の試行後に地点にいるという条件のもとで,回目の試行後に地点にいた確率を求めよ.