Mathematics
Examination
Test
Archives
【2】 以下の問い(問1〜3)に答えよ.なお解答とともに導出過程を解答欄で説明せよ.
問2 ある市では太陽光発電設備を市内の住宅に普及するため,年間にわたる普及促進事業を実施しようとしている.新築住宅については,太陽光発電設備の普及が進んでいるため,ここでは考えないものとする.現状では市内の住宅には全く設置されていないものとする.普及促進事業によって,毎年,設置されていない住宅のうち一定の比率の住宅に設置されるものとする.これから年間,設置された太陽光発電設備はすべて継続して使用されるものとする.
(1) 年後の市内の住宅への太陽光発電設備の設置比率をを用いて数式で答えよ.
(2) 年間で普及促進事業に要する経費[億円]はである.一方で,年後の市内の住宅の設置比率にを掛けた数値が普及にともなう環境面の便益を金額に換算した値[億円]だとする.環境面の便益と普及促進事業経費のバランスをとった事業を計画するため,環境面の便益の金額から普及促進事業経費の金額を差し引いた値を最大にする比率および経費の金額を求めよ.
【2】 以下の問い(問1〜3)に答えよ.なお解答とともに導出過程を解答欄で説明せよ.
問3 大規模太陽光発電設備の設置について考える.角が直角である直角三角形を考えたとき,が太陽光発電パネルを設置する面,が地面に接しているものとする.この問いでは太陽の高度のみを考え,東西方向の移動については無視する.角度は弧度法で示す.下図の太陽光線が地面に対してなす角度(高度)をとする.太陽光線が屋根に対してなす角度をとする.常に太陽光線はの面に直接当たるものとする.なお発電出力(メガワット),発電量(メガワット時)は,それぞれ(キロワット)の発電の規模,(キロワット時)の電気の量を示す.
(1) の角度がでありであるとき,を求めよ.
(2) 発電設備の発電出力はだとする.がであるとき発電出力を最大にするを求めよ.
(3) 発電出力がのとき,発電設備の時から時までの発電量は,で計算できる.の角度がであり,太陽の高度は時間の推移に伴って変化し,時刻時のとき,であるこのとき,時から時の間の発電量を単位で求めよ.なお,が変数,は定数,ただしはではない)の不定積分は,であるは積分定数).