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2023-11551-0101
2023 京都府立医科大学 前期
易□ 並□ 難□
【1】 次の条件(a),(b)を満たす凸多面体を考える.
(a) 面は正三角形または正方形である.
(b) 合同な 2 つの面は辺を共有しない.
このとき,以下の問いに答えよ.
(1) 一つの頂点を共有する面の数は 4 であることを証明せよ.
(2) 正三角形と正方形の面の数をそれぞれ求めよ.
(3) 正八面体を平面で何回か切断することで条件(a),(b)を満たす凸多面体が得られる.どのように切断するのか説明せよ.
(4) (3)の切断で得られる凸多面体を F とし, F の 1 辺の長さは 1 とする. F のすべての正三角形の面に接する球を B とする. B と F の共通部分の体積を求めよ.
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【2】 関数 f ⁡(t ), g⁡( t) は微分可能でその導関数は連続であり,導関数 f ′⁡( t) , g′⁡ (t ) の値は同時に 0 になることはないとする.
x⁣y 平面上で媒介変数 t を用いて x =f⁡( t) , y=g⁡ (t ) と表される曲線 C を考える. C 上に点 P (f⁡ (t0 ),g ⁡(t 0) ) をとる.ただし t ≠t0 ならば ( f⁡(t ),g⁡ (t) )≠( f⁡( t0) ,g⁡( t0) ) を満たすとする. P を通る直線 l を考える. C 上に P と異なる点 Q (f⁡ (t) ,g⁡( t) ) をとり, Q から l に垂線をおろし, l との交点を H とする.ただし, Q が l 上にあるときは H =Q とする.
(1) n→ は大きさ 1 の l に垂直なベクトルとする.
| QH→ |= | n→ ˙PQ → |
であることを証明せよ.
(2) l が P における C の接線であるための必要十分条件は, limt →t0 | QH→ | | PQ→ | =0 であることを証明せよ.
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【3】 z は 0 でない複素数とする. 0 以上の整数 n に対して, an= zn+ z‾ n とおく.ここで z ‾ は z と共役な複素数である.
(1) an は実数であることを証明せよ.
(2) z=1+ i とする.ただし i は虚数単位である. 0 以上の整数 k に対して, a4⁢ k , a4⁢ k+1 , a4⁢ k+2 , a4⁢ k+3 を求めよ.
(3) 次の条件を満たす z をすべて求めよ.
条件: 0 以上のすべての整数 k に対して a 6⁢k =a6 ⁢k+2 である.
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【4】 a , b は 0 <b<1 <a を満たす実数とする. x⁣y 平面上で方程式
x 2a2 + y2 a2-1 =1
で表される楕円を C とする. C と同じ焦点をもち,点 ( b,0) を通る双曲線を D とする. C と D の共有点のうち第 1 象限にあるものを P とし,その x 座標を s とする. C で囲まれる部分と領域 0 ≦x≦s との共通部分を K とし,直線 x =s と D で囲まれる部分を L とする. K と L を x 軸のまわりに 1 回転してできる立体の体積をそれぞれ VK , VL とする.
(1) s を a , b を用いて表せ.
(2) 点 P における C の接線と D の接線は垂直であることを証明せよ.
(3) VK を a , b を用いて表せ.
(4) s=1 であるとき,極限 lim a→∞ VLVK を求めよ.