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2023-11671-0101
2023 公立鳥取環境大学 前期
易□ 並□ 難□
【1】 次の命題の真偽をそれぞれ調べよ.偽の場合には反例を示し,真の場合には証明せよ.
(1) 0 ではない 2 つの実数 a , b について, a2 =b2 ならば a =b である.
(2) 実数 x , y について, x+y≦ 4 ならば, x≦2 または y≦ 2 である.
(3) 自然数 n が 4 の倍数かつ 6 の倍数ならば, n は 24 の倍数である.
(4) 自然数について,すべての偶数は素数ではない.
(5) k は実数の定数とする.実数 x について, x の 3 次関数 f ⁡(x )=x 3+2⁢ x2+k ⁢x の極大値と極小値が存在し,かつ,それらの和が 0 ならば, k= 89 である.
2023-11671-0102
【2】 以下は関数 f⁡ (x ), g⁡( x) の性質について記述したものである.それぞれについて,実数の定数 a , b , c , d , e , h の値を具体的に求め,関数 f ⁡(x ), g⁡( x) を式で示せ.
(1) f⁡( x) は次の性質や条件を持つ.
(ⅰ) f⁡( x)= x3+a ⁢x2 +b⁢x+ c である.
(ⅱ) x=-2 は方程式 f ⁡(x )=0 の解である.
(ⅲ) f⁡( 3)=- 25 である.
(ⅳ) f⁡( x) は x =3 で極小値をとる.
(2) g⁡( x) は次の性質や条件を持つ.
(ⅰ) g⁡( x)=d ⁢sin⁡e ⁢x+h または g ⁡(x )=d⁢ cos⁡e⁢ x+h のどちらか一方であり, d>0 , e>0 である.
(ⅱ) 0<x< 10 のとき g ′⁡( x)< 0 である.
(ⅲ) 10<x< 20 のとき g ′⁡( x)> 0 である.
(ⅳ) g⁡( x) の最大値は 5 , 最小値は 1 である.
2023-11671-0103
【3】 以下の問に答えよ.
(1) 2023 を素因数分解せよ.
(2) n を自然数とする. 2023⁢n がある自然数の 3 乗になるような n のうち,最小のものを求めよ.
(3) 方程式
49⁢x +91⁢y =2023
を満たす自然数の組 ( x,y ) をすべて求めよ.
(4) 方程式
x⁢y+ 116⁢x+ 16⁢y- 167=0
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【4】 以下の問に答えよ.
(1) 任意の実数 a , b および正の実数 c に対して,次の不等式が成り立つことを証明せよ.
a⁢b≦ c2 ⁢a 2+ 12⁢c ⁢ b2
(2) 0<p< 1 の定数 p に対して,
∑ k=1n k⁢ pk-1 = 1-pn ( 1-p) 2- n⁢ pn 1-p
が成り立つことを示せ.ただし,等比数列の和の公式
∑ k=1 np k-1= 1- pn1 -p
は用いてよい.
(3) q を正の実数とする. 0 以上の実数 A , B が,
A≦2 q2 A⁢B +2q ⁢B
を満たすとき,
A≦3⋅ 2q⁢ B
が成り立つことを示せ.
(4) p を 0 <p<1 の定数とし,数列 { bn } ( n=1 , 2 , 3 ,⋯ ) を
bn= n⁢pn -1
と定義する.各項が 0 以上の数列 { an } ( n=1 , 2 , 3 ,⋯ ) が,任意の自然数 n に対して,
an+ 1≦2 bn2 ⁢a n+1 ⁢an +2b n⁢a n
を満たすとき,任意の自然数 n に対して,
an+ 1≦3 n⋅2 Sn⁢ a1
が成り立つことを示せ.ここで,
Sn= 1 -pn (1 -p) 2- n⁢pn 1-p
である.