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2023 自治医科大 医学科2次試験

易□ 並□ 難□

【1】 関数 f (x )= x3- 6x 2+a x-7 a は実数定数,関数 f (x ) の定義域は実数全体,関数 f (x ) は連続関数)と 3 次方程式 x 3-6 x2+a x-7 =0 a は実数定数)について考える. 3 次方程式は複素数の範囲で常に 3 個の解をもつことが知られている 2 重解は重なった 2 個の解, 3 重解は重なった 3 個の解として数えるものとする).

 以下の設問に答えよ.

1)  3 次方程式 x 3-6 x2+a x-7 =0 a は実数定数)が p +qi p q は実数, q0 i2 =-1 を解にもつならば, p+q i と共役な複素数 p -qi もこの 3 次方程式の解となることを示せ.

2) 関数 f(x ) において, f( M)> 0 f( m)< 0 であり, xM xm のとき f (x )>0 となる実数 M m M>0 m<0 が存在することを示せ.

3)  3 次方程式 x 3-6 x2+ ax- 7=0 は少なくとも 1 つの実数解をもつことを示せ.

 以下の設問4),5)については設問1),2),3)の結果を証明なしに用いてもよい.

 複素平面上において, 3 次方程式 x 3-6 x2+ kx- 7=0 k は実数定数)の 3 つの解を点 A B C と表記するとき, 3 A B C を頂点とする三角形は, 1 辺の長さが 3 の正三角形 ABC となる.

 以下の設問4),5)に答えよ.

4)  3 次方程式 x 3-6 x2+ kx- 7=0 3 つの解のうち,虚数解の個数が 2 となることを示せ.

5)  3 次方程式 x 3-6 x2+ kx-7 =0 における k の値と 3 つの解を求めよ.

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