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2023 慶応義塾大学 経済学部

2月13日実施

易□ 並□ 難□

【1】 以下の問いに答えよ.

(1)  ▵ABC において,頂点 A B C に向かい合う辺 BC CA AB の長さをそれぞれ a b c で表し, ∠A ∠B ∠C の大きさを,それぞれ A B C で表す.

sinA: sinB: sinC= 3:7: 8

が成り立つとき,ある正の実数 k を用いて

a= (1) k b= (2) k c= (3) k

と表すことができるので,この三角形の最も大きい角の余弦の値は - (4) (5) であり,正接の値は - (6) (7) である.さらに ▵ABC の面積が 54 3 であるとき, k= (8) となるので,この三角形の外接円の半径は (9) (10) であり,内接円の半径は (11) (12) である.

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2月13日実施

易□ 並□ 難□

【1】 以下の問いに答えよ.

(2)  m n を自然数とし, p を実数とする.平面上の点 ( p, p 2 ) に関して点 ( m,n ) と対称な点が ( -3m 2-4 mn+5 m,n 2-3 n-3 ) であるとき,関係式

(13) m 2+2 ( (14) n - (15) ) m +2 (n + (16) ) (n - (17) )= 0

が成り立つ.ゆえに m = (18) n= (19) p= (20) (21) である.

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2月13日実施

易□ 並□ 難□

【2】 数列 { an } に対して S n= k =1n ak ( n=1 2 3 とし,さらに S0= 0 と定める. {a n} は,

Sn= 1 4- 12 (n+ 3) an+ 1 n=0 1 2

を満たすとする.

(1)  a1= (22) (23) である.また n 1 に対して a n=S n-S n-1 であるから,関係式

(n + (24) ) an +1= (n + (25) ) an n=1 2 3 (*)

が得られる.数列 { bn } を,

bn= n( n+1) (n +2) an n=1 2 3

で定めると, b1 = (26) であり, n1 に対して bn+1 = (27) b n が成り立つ.ゆえに

an = (28) n( n+1) (n +2) n=1 2 3

が得られる.

 次に,数列 { Tn } T n= k =1n ak (k+ 3) (k+ 4) n=1 2 3 で定める.

(2) (*)より導かれる関係式

akk +3 - ak+ 1k +4 = (29) a k( k+3) (k +4) k=1 2 3

を用いると,

Tn =A- (30) (31) (n+ p) (n+ q) (n+ r) (n+ s) n=1 2 3

が得られる.ただしここに, A= (32) (33) (34) であり, p<q< r<s として p = (35) q= (36) r= (37) s= (38) である.

(3) 不等式

| Tn A| < 110000 (n+ 1) (n+ 2)

を満たす最小の自然数 n n = (39) (40) である.

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2月13日実施

易□ 並□ 難□

【3】 袋の中に, 1 から 9 までの数字を重複なく 1 つずつ記入したカードが 9 枚入っている.この袋からカードを 1 枚引き,カードに記入された数字を記録してから袋に戻すことを試行という.この試行を 5 回繰り返し行う.また以下の(a),(b)に従い,各回の試行後の点数を定める.ただし, 1 回目の試行前の点数は 0 点とする.

(a) 各回の試行後,その回の試行で記録した数字と同じ数字のカードをそれまでに引いていない場合は,その回の試行前の点数にその回の試行で記録した数字を加える.

(b) 各回の試行後,その回の試行で記録した数字と同じ数字のカードをそれまでに引いている場合は,その回の試行前の点数にその回の試行で記録した数字を加え,さらに 1000 点を加える.

(1)  3 回の試行後の点数は 23 点であった.それまでに引いた 3 枚のカードに記入された数字は,小さい順に (41) (42) (43) である.これら 3 つの数字の分散は (44) (45) (46) である.

(2)  4 回の試行後の点数が 23 点となる確率は (47) (48) (49) (50) である.

(3)  2 回の試行後の点数が 8 点または 1008 点となる確率は (51) (52) (53) である.

(4)  2 回の試行後の点数が 8 点または 1008 点であるとき,5回の試行後の点数が 2023 点となる条件付き確率は (54) (55) (56) (57) (58) (59) である.

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易□ 並□ 難□

【4】  x y を正の実数とし, z=2 log2 x+ log2 y とする.また k を正の実数とする.

(1)  x y x +y=k を満たすとき, z の取りうる値の最大値 z 1 およびそのときの x の値を, k を用いて表せ.

(2)  x y x +y=k または k x+y =2k を満たすとする.このとき, z の取りうる値の最大値 z 2 が(1)の z 1 と一致するための必要十分条件を, k を用いて表せ.

(3)  n を自然数とし, k=2 n5 とする.(2)の z 2 について, 3 2< z2< 7 2 を満たす n の最大値および最小値を求めよ.なお,必要があれば 1.58 <log2 3<1.59 を用いよ.

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【5】  xy z 空間における 8 O (0, 0,0 ) A (1, 0,0 ) B (1, 1,0 ) C (0, 1,0 ) D (0, 0,1 ) E (1, 0,1 ) F (1, 1,1 ) G (0 ,1,1 ) を頂点とする立方体 OABC‐DEFG を考える.また p q は, p>1 q>1 を満たす実数とし, 3 P Q R P (p, 0,0 ) Q (0, q,0 ) R (0,0 , 32 ) とする.

(1)  a b を実数とし,ベクトル n = (a, b,1 ) 2 つのベクトル PQ PR の両方に垂直であるとする. a b を, p q を用いて表せ.

 以下では 3 P Q R を通る平面を α とし,点 F を通り平面 α に垂直な直線を l とする.また, xy 平面と直線 l の交点の x 座標が 23 であるとし,点 B は線分 PQ 上にあるとする.

(2)  p および q の値を求めよ.

(3) 平面 α と線分 EF の交点 M の座標,および平面 α と直線 FG の交点 N の座標を求めよ.

(4) 平面 α で立方体 OABC‐DEFG 2 つの多面体に切り分けたとき,点 F を含む多面体の体積 V を求めよ.

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【6】  a b を実数の定数とする.また, x の関数 f (x )=x 3-a x+b

a= - 11 { 32 b |x 2+x |- f( x)} dx

を満たすとする.

(1)  b を, a を用いて表せ.

(2)  y=f (x ) で定まる曲線 C x 軸の共有点の個数がちょうど 2 個となるような a の値を求めよ.また,曲線 C x 軸で囲まれた図形の面積 S を求めよ.なお,必要があれば α <β を満たす実数 α β に対して成り立つ公式

αβ (x -α) 2 (x- β) dx= - 112 ( β-α )4

を用いてもよい.

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