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2023 立命館大学 全学統一理系
(薬学部を除く)2月2日実施

易□ 並□ 難□

【1】  θ π4θ 45 π をみたす実数とする.

〔1〕 2 次関数

f( x)= x2 - (sinθ +cosθ )x + sinθcos θ

を考える. 2 次方程式 f (x )=0 の解を α β α β とすると, α= β= である.

 この f (x ) x = において最小値 をとる.さらに θ π4 θ 54 π の範囲で変化するとき, θ = において最小値 をとる.

 また, x 軸と y= f(x ) のグラフで囲まれた図形の面積 S θ を用いて表すと S = となる.

〔2〕次に 3 次関数

g( x)= x3-2 (sin θ+cos θ) x2 + (1+ 3sinθ cosθ )x - sinθ cosθ (sinθ +cosθ )

を考える. γ= とおくと,〔1〕の f (x ) を用いて

g( x)=f (x) (x- γ)

が成り立つ.〔1〕の α β を用いて

g( x)=( x-α) (x- β) (x-γ )

x に関する 1 次式の積に因数分解できるので, 3 次方程式 g (x) =0 は解 α β γ をもつ.

  γα β となるのは,

θ

のときである. αβ γ となるのは,

θ

のときである.そして α γβ となるのは,

θ

のときである.

2023 立命館大学 全学統一理系
(薬学部を除く)2月2日実施

易□ 並□ 難□

【2】 座標空間内に 3 O (0, 0,0 ) A (1,0 ,0) B (1,1 ,1) をとる. k を正の実数とする. 2 G (1, k,0 ) H (1- k,1,0 ) について,直線 OG と直線 AH の共有点を J とするとき,点 J の座標は ( , ,0 ) である.三角形 OAJ の面積は であり,四面体 OAJB の体積は である. k が正の実数全体を動くときの の最大値は である.

 点 ( 12 , 12 , 12 ) に関して点 H と対称な点を K とするとき,点 K の座標は ( , , ) である.また,平面 z =1 2 に関して点 K と対称な点を L とすると,点 L の座標は ( , , ) である.

 次に点 C (0,1 ,0) をとると,三角形 CKL の面積は である.また,平面 CKL に垂直なベクトルの 1 つに ( 1, , ) がある.点 B から平面 CKL までの距離は であり,四面体 BCKL の体積は である.

2023 立命館大学 全学統一理系
(薬学部を除く)2月2日実施

易□ 並□ 難□

【3】〔1〕関数 f (t) =log( t+t2 +1) の導関数は f ( t)= である.また.関数 g (t) =tt2 +1+log (t+ t2+ 1) の導関数は g ( t)= である.

〔2〕媒介変数 θ を用いて定義される曲線

C{ x=cos4 θ y=sin 4θ (0θ π 2)

を考える.曲線 C 上の点で最も原点に近い点の座標は ( , ) である.次に,曲線 C の長さ L を求める. dx dy cos θ sinθ を用いて表すと

dx = dy =

であるから, L

L=4 0 π2 cosθsin θ cos4θ +sin4 θ

である. s=sin2 θ とおいて置換積分法を用いると

L=2 01 ds

となる.さらに〔1〕を利用して

L=

が得られる.

2023 立命館大学 全学統一理系
(薬学部を除く)2月2日実施

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【4】  n k を自然数とする.和が n となる k 以下の自然数の並べ方の総数を F k( n) で表す.例えば, k=2 n=3 のときには

2,1 1,2 1,1, 1

3 つの並べ方があるので, F2 (3) =3 である.

〔1〕引き続き k =2 の場合を考える. n=4 のときには

2,2 2,1, 1 1,2, 1

5 つの並べ方があるので, F2 (4) =5 である.また, n=5 のときには

2,1, 2 1,2, 2 1,1, 1,2 2,2, 1 2,1,1 ,1 1,2,1 ,1 ,1 , 1

8 つの並べ方があるので, F2 (5) =8 である.さらに, F2 (7) = である.

〔2〕 k=3 の場合を考えると, F3 (5) = F3 (6) = F3 (10) =274 F3 (11) =504 F3 (12) =927 F3 (13) = である.

〔3〕 k=2 の場合に次の関係式

{F 2( n+2) - F2 (n+1 ) = {F 2( n+1) - F2 (n) } F2 (n+2 )- F2 (n+ 1) = {F 2( n+1) - F2 (n) }

が成り立つ.(ただし > とする.)

limn F2 (n+1 )F2 (n ) =

である.

〔4〕 Fn (n) = である.

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