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2023 立命館大学 全学統一理系

2月3日実施

易□ 並□ 難□

【1】 実数 a b c a< 0 b>0 を満たすとし,

f( x)= eax 2+b x+c

とする.

〔1〕 関数 y= f(x ) のグラフについて考える.

  f( x) の第 1 次導関数は

f (x )= e ax2 +bx+ c

となり,第 2 次導関数は

f (x )= ea x2+ bx+c

となる.ここで e ax2 +bx +c> 0 より, f (x) =0 の解は

x=

となる.また, f ( x)= 0 の解は

x=

となる.

 以上より,関数 y= f(x ) のグラフの概形は のようになる.

(注: は下の から 1 つ選べ.)

2023年立命館大2月3日前額部統一理系【1】2023148910601の図 2023年立命館大2月3日前額部統一理系【1】2023148910601の図 2023年立命館大2月3日前額部統一理系【1】2023148910601の図
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〔2〕実数 d について

g( x)=f (x )-d

とする.関数 y= g(x ) のグラフは d が条件 を満たすとき x 軸と共有点をもつ.特に, d が条件 を満たすとき y= g( x) のグラフと x 軸との共有点の数は 1 個である.また, が成り立ち が成り立たないとき y =g( x) のグラフと x 軸との共有点の数は 個である.

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易□ 並□ 難□

【2】  p を素数とする.自然数 n 0 以上の整数 l を用いて

n=pl q q p と互いに素な自然数)

と表せるとき, n の中に素因数 p l 回現れるということにする.

〔1〕 3 次関数

f( x)=a x3 +bx 2+cx +d

を考える.ただし,整数 a b c d 0< a<p 0b< p 0c< p 0d< p を満たすとする.

 自然数 f (p ) の階乗 f (p) ! の中に素因数 p が現れる回数 l の値を求めることを考える.

  f( p) p で割った余りは であるので, f( p) 以下でありかつ p で割り切れる自然数のうち最大の自然数は f (p) - である.

f (p) !(f (p )-d )!

の中に素因数 p 回現れる.

 次に, (f (p) -d) ! の計算で現れる ( f(p )-d ) 以下の自然数

f( p)-d f( p)-d -1 f(p )-d- 2 2 1

の中には p で割り切れるものが 個, p2 で割り切れるものが 個, p3 で割り切れるものが 個ある.

 以上のことから, l= とわかる.

〔2〕 r<p 4 を満たす自然数 r を考え, r p i i=1 2 3 で割った商を Qi とする.すべての r Q i=0 となる最小の自然数 i である. r! の中に素因数 p が現れる回数は Q i i=1 -1 を用いて 回と表せる.

〔3〕 r を三進法で 21122 (3 ) と表される自然数とする. r 3 で割った商は であり, r! の中に素因数 3 回現れる.

(注: は三進法, は十進法で答えよ.)

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【3】  a を実数とする.関数 f (x ) f (x) =x2- 2ax +2a 2 とし,放物線 y= f(x ) C とする. f(x ) x = において最小値 をとる.放物線 C が点 ( 2,4 ) を通るのは, a= のときである.また, a が実数全体を動くときに平面上で放物線 C が通過する領域は不等式 y で表される.

  b を実数とする.直線 x =b と放物線 C のただ 1 つの共有点の y 座標を a の関数とみなし, g( a) とおく. a が実数全体を動くときの g (a ) の最小値は である.

  a - 1a 1 の範囲を動くときに平面上で放物線 C が通過する領域について考える. b0 のときは,以下の 2 つの場合が考えられる.

0b の場合, -1a 1 における g (a ) の最小値は 最大値は である.

<b の場合, -1a 1 における g (a ) の最小値は 最大値は である.

b<0 のときも同様に考えると, a -1 a1 の範囲を動くときに平面上で放物線 C が通過する領域と不等式 - 3x 3 の表す領域との共通部分の面積は となる.

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【4】  θ 0< θ<π を満たす実数とする.

〔1〕 θ cos 3θ =cos2 θ を満たすとき, θ= である.ここで, < である.一方, cos3 θ-cos 2θ cos θ の整式で表すことにより, cos cos を解にもつ x に関する 2 次方程式が = 0 であることがわかる.ここで, x について整理された最も次数が高い項の係数が 1 である多項式である.(注: は三角関数を用いずに答えること.)

〔2〕 n を自然数とする.等式 cos (n +1) =cosn θ を満たす θ は全部で 個ある.その中で最も小さなものは 最も大きなものは である.

〔3〕実数 α に対して等式 cos α+cos (π -α) = が成り立つことを用いると, cos π7 cos 3 π7 cos 5π7 を解にもつ x に関する 3 次方程式は =0 である.ここで, x について整理された最も次数が高い項の係数が 1 である多項式である.また, cos π7+ cos 3π7 +cos 5 π7 = である.(注: は三角関数を用いずに答えること.)

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