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はと互いに素な自然数)
と表せるとき,の中に素因数が回現れるということにする.
〔1〕次関数
を考える.ただし,整数はを満たすとする.
自然数の階乗の中に素因数が現れる回数の値を求めることを考える.
をで割った余りはであるので,以下でありかつで割り切れる自然数のうち最大の自然数はである.
の中に素因数は回現れる.
次に,の計算で現れる以下の自然数
の中にはで割り切れるものが個,で割り切れるものが個,で割り切れるものが個ある.
以上のことから,とわかる.
〔2〕を満たす自然数を考え,をで割った商をとする.すべてのでとなる最小の自然数はである.の中に素因数が現れる回数はを用いて回と表せる.
〔3〕を三進法でと表される自然数とする.をで割った商はであり,の中に素因数が回現れる.
(注:は三進法,は十進法で答えよ.)
【3】 を実数とする.関数をとし,放物線をとする.はにおいて最小値をとる.放物線が点を通るのは,のときである.また,が実数全体を動くときに平面上で放物線が通過する領域は不等式で表される.
を実数とする.直線と放物線のただつの共有点の座標をの関数とみなし,とおく.が実数全体を動くときのの最小値はである.
がの範囲を動くときに平面上で放物線が通過する領域について考える.のときは,以下のつの場合が考えられる.
•の場合,におけるの最小値は最大値はである.
・の場合,におけるの最小値は最大値はである.
のときも同様に考えると,がの範囲を動くときに平面上で放物線が通過する領域と不等式の表す領域との共通部分の面積はとなる.