1932 福岡高等学校入学選抜試験

Mathematics

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1932 福岡高等学校

選抜試験

代数及平面幾何

易□ 並□ 難□

【1】 一つの有理数と一つの二次根数の 3 倍との和よりなる数あり.その数の立方は,もとの数とその有理数との和の 72 倍に等しといふ.もとの数如何.

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代数及平面幾何

易□ 並□ 難□

【2】 一つの比例式に於て,外項内項の和は,夫々 24 及び 16 にして,又第一項第二項の和は,第三項第四項の和の 3 倍なりといふ.この比例式を求めよ.

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代数及平面幾何

易□ 並□ 難□

【3】 一直線上に線分 AB BC CD DE EF をとり,この各の線分の長さを,その前の線分の長さの 37 とす.今線分 AB CD EF の各を直径として,直線の同じ側に半円を画き,次に線分 BC DE の各を直径として,直線の他の側に半円を画き,かくて作れる曲線の全長をして,直径 11.9 糎なる円の周に等しからしめんとす.線分 AB の長さを如何に定むべきか.

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代数及平面幾何

易□ 並□ 難□

【4】 直角三角形 ABC の三辺 AB BC CA の長さを夫々 15 粉, 17 粉, 8 粉とす.今内接円 O を画き,三辺 BC CA AB に切する点を夫々 D E F とし,更に此内接円の弧 EF と二辺 CA AB とに切する円 O を画けば,二円 O O の半径各何粍なるか(四捨五入).

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代数及平面幾何

易□ 並□ 難□

【5】 四辺形 ABCD の一頂点 A を通り, BC CD に平行なる二直線を引き,平行線の定理を用いて,四辺形の内角の和に関する定理を証明せよ.

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易□ 並□ 難□

【6】  AP は中心 O なる円外の一点 A よりの切線, ACD は中心 O を通る A よりの割線なりとし,切点 P より直径 CD への垂線の足を B とすれば,線分 AB は二点 C D によりて調和に分たるることを証明せよ.

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