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1956-10541-0101
1956 京都大学 全学部
解析Ⅰ
易□ 並□ 難□
【1】 2 x-3 x2> 16 -x を解け.
1956-10541-0102
【2】 実数 x , y , z の間に
x2+ y2+ z2+ 2⁢x⁢ y⁢z= 1
という関係があるときは, x , y , z の絶対値は同時に 1 以上 ( ≧1 ) であるか,または同時に 1 以下 ( ≦1 ) であることを証明せよ.
1956-10541-0103
配点40点
【3】 周囲の長さ ( l) の長方形 ABCD がある. AD を 1 辺にもつ正三角形 ADE をこの長方形から取り除いて五角形 ABCDE を作る.この五角形の面積が最大となるとき辺 BC の長さはいくらか.
1956-10541-0104
解析Ⅱ
配点30点
【1】 1 辺の長さ a の正方形 ABCD の辺 AB の延長( A を含まない方)上に A B1 =AC となるように点 B 1 をとる.次に, BB 1 を 1 辺にもつ正方形 B B1 C1 D1 をえがき,辺 B B1 の延長( B を含まない方)上に B B2 =B C1 となるように点 B 2 をとる.このようにして次々に B 1, B2 , B3 . ⋯ をとって作った線分
AB , B B1 , B1 B2 . ⋯
の長さの和を求めよ.
1956-10541-0105
【2】 2 曲線
y= 2⁢x4 -7⁢x 2+7 . y=-2 ⁢x4+ 2⁢x-3
の間にはさまれ, y 軸に平行な線分の長さの最小値を求めよ.また,最小のとき,線分の両端における 2 曲線の接線は互いに平行であることを示せ.
1956-10541-0106
【3】 点 (0, 1) を通る直線と放物線 y =x2 とで囲まれた部分の面積が 5⁢5 6 であるという.この直線の傾きを求めよ.
1956-10541-0107
幾何
【1】 A , B は定直線 g の同じ側にある 2 定点とする. A , B から g 上の点 P にいたる距離の和 AP +BP が最小となるような点 P を求めよ.
1956-10541-0108
【2】 凸(とつ)四辺形 ABCD において辺 AB , CD の中点をそれぞれ M , N とする. AD+BC= 2⁢MN ならば,この四辺形はどんな形であるか.
1956-10541-0109
【3】 円 C 外の 1 点 O からこの円に引いた 2 接線の接点を A , B とし, OA , OB の中点をそれぞれ M , N とする.直線 MN 上の任意の点 P から円 C に引いた接線の長さは OP に等しいことを証明せよ.