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1957-10541-0101
1957 京都大学 全学部
解析Ⅰ
易□ 並□ 難□
【1】 x , y , z は 0 でない実数とする. 5x= 2y= 10z ならば 1x+ 1y =2 z であることを示せ.
1957-10541-0102
【2】 a , b , c , d , e , f をいずれも 0 から 9 までの数字とする. 6 桁の整数 abcdef を適当に定めて,その 2 倍が cdefab となるようにせよ.ここに abcdef は,通常の十進法による記法であって,整数
105⁢ a+104 ⁢b+10 3⁢c+ 102⁢ d+10⁢e +f
を表わすとし, cdefab についても同様であるとする.
1957-10541-0103
配点40点
【3】 x に関する二次方程式
x2+ (4⁢ a+1) ⁢x+a 2=0
がある.その 2 根のうちただ 1 つが 0 と 1 の間( 0 および 1 を含める)にあるために a のとるべき実数値の範囲を求めよ.
1957-10541-0104
解析Ⅱ
配点30点
【1】 n→∞ のとき,次の式の極限値を求めよ.
n+1 ⁢(n -n-1 )
1957-10541-0105
【2】 円形のブリキ板から 1 つの扇形部分を切り去り,残部を曲げて直円錐形の容器を作り,その容積を最大ならしめたい.切り去るべき扇形部分の中心角はほぼ何度であるか.(度未満は切り捨てて答えよ)
1957-10541-0106
【3】 曲線 y= x3+2 ⁢x2- 8 と,原点に関してこれと対称な曲線との略図をえがき,それが 2 点だけで交わることを示し,両曲線で囲まれた有限部分の面積を計算せよ.
1957-10541-0107
幾何
【1】 円周上の 2 点 A , B で定まる 2 つの弧のいずれか一方の上に 4 点 C , D , E , F をとって CD ⏜=DE ⏜=EF ⏜ ならしめ,直線 AC , AD , AE , AF , BC , BD , BE , BF を引く. AC と BD , AD と BE , AE と BF , AD と BC , AE と BD , AF と BE がいずれも相交わるとし,それら各 2 直線の交点をそれぞれ L , M , N , P , Q , R とする.このとき 5 点 ALMNB , APQRB はそれぞれ同一円周上にあることを示せ.
1957-10541-0108
【2】 三角形 ABC の 3 辺 BC , CA , AB の上にそれぞれ点 P , Q , R があって,
AR:RB= CQ:QA=1 :2
▵ABC:▵PQR =45:14
である.このとき比 BP :PC の値を計算せよ.
1957-10541-0109
【3】 2 点 A , B で交わる 2 円において, A を通る 1 直線を引き,その 2 円と交わる点を P , Q として AP= AQ ならしめる. P , Q においてそれぞれの円に接線を引き,その交点を C とするとき,次のことを証明せよ.
(1) 4 点 B , C , P , Q は同一円周上にある.
(2) AP2= AB⋅AC