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1958-10541-0101
1958 京都大学 全学部
解析Ⅰ
易□ 並□ 難□
【1】 y 軸の正の向きが上に向いているとする.
(1) 放物線 y =x2 +b⁢x +c が 2 点 ( 0,1 ), (3, 3) より下を通り,点 ( 1,0 ) より上を通ることがあるか.
(2) 放物線 y =x2 +b⁢x +c が, (0 ,3) , (3 ,3) より下を通るならば,その 2 点を結ぶ線分はこの放物線と交わらないことを示せ.
1958-10541-0102
【2】 次の表を利用して方程式 10 x=x 10 の負根を小数第 2 位まで求めよ.小数第 3 位は四捨五入せよ.
1958-10541-0103
配点40点
【3】 x+2> 4⁢x+ 7>x -1 を満足する x の範囲を求めよ.
1958-10541-0104
解析Ⅱ
配点30点
【1】 cos⁡x +cos⁡y =0 のグラフを x , y 共に絶対値 3 ⁢π 以下の範囲でえがけ.
1958-10541-0105
【2】(1) y=x +x2 +1 3+ x-x 2+1 3 から x を y の関数として表わせ.
(2) (1)のグラフと直線 x -y-1 =0 と x 軸とで囲まれた部分の面積を求めよ.
1958-10541-0106
【3】(1) 曲線 y =x2 上の点で点 A (0 ,a) に最も近い点を求めよ.
(2) 最も近い点を B とするとき,点 B における曲線の接線と直線 AB とは直交することを示せ.ただし, a≠0 とする.
1958-10541-0107
幾何
【1】 四辺形 ABCD の 2 辺 AD , CB は平行でないとする.対角線 AC 上の任意の点 P から AD , CB へそれぞれ平行線 PQ , PR を引き CD , AB との交点をそれぞれ Q , R とするとき,
(1) ▵PQR の面積は積 AP ⋅PC に比例することを示せ.
(2) ▵PQR の面積が最大となるような,線分 AC 上の点 P を求めよ.
1958-10541-0108
【2】 球が水平面の上にあってこれに接している.この球の最も高い点 A と水平面上の任意の 2 点 B , C とを結ぶ直線が球面と交わる点をそれぞれ D , E とすれば, ▵AED は ▵ABC に相似であることを証明せよ.
1958-10541-0109
【3】(1) 1 直線 l から距離 R ( R>0 ) の点 P がある.点 P から距離 a ( R>a ) の点 Q をとれば, Q と l との距離 x は R -a≦x ≦R+a を満たすことを示せ.
(2) 中心 O , 半径 r の円が 凸とつ 五辺形の中にあってただ 1 辺 m とだけ接している.円 O よりも大きい円がこの凸五辺形の中に書けることを証明せよ。〔 O から距離 a (a は小さい)の点 O′ を中心とし, 1 辺 m に接する円を考えよ。〕
(3) 凸五辺形の中に含まれる最大の円が, 2 辺とだけ接する場合がある.どんな五辺形であるか,図示せよ.
《編注》(2)は資料通りだが,「 a は r より小さい」が正しいか?