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1962-10541-0101
1962 京都大学 文科系・理科系
文科系,理科系共通
配点30点
易□ 並□ 難□
【1】 三角形 ABC の内部に点 M が与えられ,この三角形の周の上に両端 P , Q をもつ線分 PQ を引いて,この線分が M で 2 等分されるようにする.三角形 ABC のどんな部分に M が与えられたとき,そのような線分が何本引けるか,その違いを明らかにし,理由を述べよ.
1962-10541-0102
【2】(1) a , b は 0 でない与えられた実数とする. k が - 1 でないどんな実数値をとっても,
円 (k+ 1)⁢ (x2 +y2 )=a⁢ x+k⁢b ⁢y
は 2 つの定点を通ることを示せ.
(2) これらの円の中心の軌跡を x , y の方程式で表わせ.
1962-10541-0103
【3】 定円 O の内部に 2 定点 A , B があり,点 P はこの円周上を動いていく. P と A , P と B を結ぶ 2 直線が円周とふたたび交わる点を,それぞれ Q , R とする.また, Q から直線 AB に平行に引いた直線が円周とふたたび交わる点を S とする.このとき,直線 RS は 1 つの定点を通ることを証明せよ.
1962-10541-0104
配点40点
【4】 a , b , c は与えられた正の定数で, a<b< c であるとする. -∞< x≦c の範囲で三次函数
y=x⁢ (x-a )⁢( b-x)
のグラフが,二次函数
y=p⁢ x2-q ⁢x
のグラフの下側に出ないように,正の定数 p , q の値を求めることができるかどうかを吟味せよ.
1962-10541-0105
数Ⅱ受験の文科系
配点35点
【5】 各点 P (x, y) に対して実数値 z を定めようとするのに,二次方程式
z2+ (a+x )⁢z+ 14 ⁢( x2-y 2)= 0 ( a は正の定数)
が異なる 2 実根をもつ場合は大きい方の根の値を採ることにし,他の場合には z の値を定めないことにする.こうして,正の値 z が定まるような点 P の範囲を明らかにし,この範囲をできるだけ正確に図示せよ.
1962-10541-0106
【6】 条件
AB=A ′B ′=A ″B ″=p⋅ AC=p⋅ A′ C′ =p⋅ A″ C″
∠A= π2 , ∠ A′+ ∠A ″=π , ∠ A′ < π2
B″ C″ -BC=p ⁢(BC -B′ C′ )
を満たすような 3 つの三角形 ABC , A′ B′ C′ , A″ B″ C″ が存在するための p の値の範囲を求めよ.
1962-10541-0107
数Ⅲ受験の文科系,理科系
【5】(1) すべての実数 x に対して定義された函数
f⁡( x)= 2⁢a⁢ π⁢x+cos ⁡π⁢ x+sin⁡ π⁢ x ( a は正の定数)
が極値(極大値または極小値)をもつために,正の定数 a の満たすべき条件を求めよ.
(2) この条件が満たされているとき,曲線 y =f⁡( x) の上で, f⁡( x) が極大値をとる点は,すべて 1 つの直線上に等間隔に並んでいることを示せ.
1962-10541-0108
【6】 放物線 y= 4-x2 の第 1 象限にある部分と,この部分へ点 (a,0 ) から引いた接線と x 軸とで囲まれる範囲の面積を計算せよ.ただし, a>2 とする.