1962 京都大学 文科系・理科系

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1962 京都大学 文科系・理科系

文科系,理科系共通

配点30点

易□ 並□ 難□

【1】 三角形 ABC の内部に点 M が与えられ,この三角形の周の上に両端 P Q をもつ線分 PQ を引いて,この線分が M 2 等分されるようにする.三角形 ABC のどんな部分に M が与えられたとき,そのような線分が何本引けるか,その違いを明らかにし,理由を述べよ.

1962 京都大学 文科系・理科系

文科系,理科系共通

配点30点

易□ 並□ 難□

【2】(1)  a b 0 でない与えられた実数とする. k - 1 でないどんな実数値をとっても,

円  (k+ 1) (x2 +y2 )=a x+kb y

2 つの定点を通ることを示せ.

(2) これらの円の中心の軌跡を x y の方程式で表わせ.

1962 京都大学 文科系・理科系

文科系,理科系共通

配点30点

易□ 並□ 難□

【3】 定円 O の内部に 2 定点 A B があり,点 P はこの円周上を動いていく. P A P B を結ぶ 2 直線が円周とふたたび交わる点を,それぞれ Q R とする.また, Q から直線 AB に平行に引いた直線が円周とふたたび交わる点を S とする.このとき,直線 RS 1 つの定点を通ることを証明せよ.

1962 京都大学 文科系・理科系

文科系,理科系共通

配点40点

易□ 並□ 難□

【4】  a b c は与えられた正の定数で, a<b< c であるとする. -< xc の範囲で三次函数

y=x (x-a )( b-x)

のグラフが,二次函数

y=p x2-q x

のグラフの下側に出ないように,正の定数 p q の値を求めることができるかどうかを吟味せよ.

1962 京都大学 文科系・理科系

数Ⅱ受験の文科系

配点35点

易□ 並□ 難□

【5】 各点 P (x, y) に対して実数値 z を定めようとするのに,二次方程式

z2+ (a+x )z+ 14 ( x2-y 2)= 0 a は正の定数)

が異なる 2 実根をもつ場合は大きい方の根の値を採ることにし,他の場合には z の値を定めないことにする.こうして,正の値 z が定まるような点 P の範囲を明らかにし,この範囲をできるだけ正確に図示せよ.

1962 京都大学 文科系・理科系

数Ⅱ受験の文科系

配点35点

易□ 並□ 難□

【6】 条件

AB=A B =A B p AC=p A C =p A C

∠A= π2 A+ A =π A < π2

B C -BC=p (BC -B C )

を満たすような 3 つの三角形 ABC A B C A B C が存在するための p の値の範囲を求めよ.

1962 京都大学 文科系・理科系

数Ⅲ受験の文科系,理科系

配点35点

易□ 並□ 難□

【5】(1) すべての実数 x に対して定義された函数

f( x)= 2a πx+cos π x+sin π x a は正の定数)

が極値(極大値または極小値)をもつために,正の定数 a の満たすべき条件を求めよ.

(2) この条件が満たされているとき,曲線 y =f( x) の上で, f( x) が極大値をとる点は,すべて 1 つの直線上に等間隔に並んでいることを示せ.

1962 京都大学 文科系・理科系

数Ⅲ受験の文科系,理科系

配点35点

易□ 並□ 難□

【6】 放物線 y= 4-x2 の第 1 象限にある部分と,この部分へ点 (a,0 ) から引いた接線と x 軸とで囲まれる範囲の面積を計算せよ.ただし, a>2 とする.

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