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1964 東京大学 1次試験
文科
【1】 次の にあてはまる数は何か.
函数 f⁡ (x)= x3+ 6⁢x 2-15 ⁢x+1 の値は x= (1) のとき極大になり, x= (2) のとき極小になる.方程式 f⁡ (x)= a が 3 個の相異なる実根をもつような a の範囲は (3)< a< (4) である.
【2】 次の にあてはまる有理数は何か.
▵ABC において
(ⅰ) ∠BAC=120 °
(ⅱ) AB>AC
(ⅲ) BC=21
(ⅳ) ▵ABC の面積=3
であるならば, AB= (5) ,AC= (6) であり,この三角形の内接円の半径の長さは
(7) ( (8) -21 ) 2
に等しい.
【3】 次の にあてはまる数は何か.
平面上に六角形 ABCDEF があって, ∠A =100 ° であり,辺 AB ,BC , CD, DE ,EF , FA はそれぞれ方程式
3 ⁢x-y =1 x+ y= 4y =1 α⁢ x-y= 14 x= 6 x+α⁢ y= β
で表わされる直線上にある.ただし α ,β は正の定数である.このとき
∠B =(9) ° , ∠C= (10) ° , ∠D =(11) ° ,
∠E = (12) ° ,∠F =(13) °
である.
【4】 次の にあてはまる数は何か.
f⁡(x ) は x の整式, a は定数で,つぎの(ⅰ),(ⅱ),(ⅲ)が成り立つものとする.
(ⅰ) f⁡(0 )=-4
(ⅱ) limx→ +∞⁡ f⁡(x )x+ a= 2
(ⅲ) x→2 のとき f⁡( x)x +a は有限な 0 でない極限値 b をもつ.
このとき f⁡ (x) の次数は (14) ,f⁡ (x) の x の係数は (15) ,a= (16) , b= (17) である.
【5】 次の にあてはまる数は何か.
命題(A)が成り立つような a の最小値は (18) ,
命題(B)が成り立つような b の最大値は (19) ,
命題(C)が成り立つような c の最小値は (20)
(A) 3⁢x+ 4⁢y≧ a ならば,必ず x2 +y2 ≧1 が成り立つ.
(B) x≧0 ,y≧0 ,3 ⁢x+4 ⁢y≦b ならば,必ず x2 +y2 ≦1 が成り立つ.
(C) x≧0 ,y≧0 ,3 ⁢x+4 ⁢y≧c ならば,必ず x+y ≧1 が成り立つ.
理科・衛生看護学科
函数 f⁡ (x)= |x- 1|+ |x- 2|+ |x- a| が x= a で最小値をとるために必要十分な条件は
(1) ≦a≦ (2)
このときの f⁡ (x) の最小値は (3) ,f⁡( 0)+f ⁡(3) の値は (4) である.
【2】 次の にあてはまる数は何か.
▵ABC の重心 G が原点にあり, A ,B の座標がそれぞれ ( 2 3 ,0 ) ,( 1 3 ,1 ) であるとする.このとき C の y 座標は (5) である.
G を中心として, ▵ABC を正の向きに 60 ° 回転したとき, C のうつる点を C ′ とすれば, C′ の y 座標は (6) となる.
もとの ▵ABC の外心の y 座標は (7) であり, ▵ABC の面積は (8) である.
0≦x≦ 2⁢π の範囲で,函数
f⁡(x )=2⁢ sin⁡ ( x2 + π2 )-cos ⁡x
は, x= (9)⁢ π のとき最大値 (10) をとり, x= (11)⁢ π のとき最小値 (12) である.
図の 2 点 A , B の距離は l である.点 A のまわりに毎秒 π6 の角速度で正の向きに回転する半直線 AX と,点 B のまわりに毎秒 π12 の角速度で負の向きに回転する半直線 BY とがある.時刻 t= 0 のとき,これらの半直線はそれぞれ AB および BA の位置にあり,それから t0 秒経過したとき, AX ,BY がはじめて平行になるとすれば,
t0= (13)
0<t< t0 なる t に対しては, AX ,BY は 1 点 P t で交わる. A ,P t の距離を f⁡ (t) とすれば
f⁡(t )= l (14)⁢ cos⁡ ( (15) ⁢π ⁢t) +(16)
である.ただし (15)> 0 とする.
【5】 次の にあてはまるものは,下記のイロハニの中のどれであるか.イロハニの記号で答えよ.ただし(ⅰ),(ⅱ),(ⅲ)で, x ,y は実数とする.
(ⅰ) x+y と x⁢ y とが整数であることは, x と y とが整数であるために (17)
(ⅱ) x+y> 2, x⁢y> 1 であることは, x>1 ,y>1 であるために (18)
(ⅲ) x=y= 0 であることは, x2+ y2= 0 であるために (19)
(ⅳ) x ,y を複素数とするとき, x=y= 0 であることは, x2+ y2= 0 であるために (20)
イ 必要十分である.
ロ 必要であるが十分でない.
ハ 十分であるが必要でない.
ニ 必要でも十分でもない.