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【4】 角の回転を表わす行列をとする.すなわちとする.次正方行列で,を満たすものはどれだけあるかを考えたい.
(1) 行列が,を満たせば,は逆行列をもち,かつが成立することを示せ.
(2) 行列が,ある角の回転を表わす行列と,左上が正,左下がであるような行列との積であるとする.すなわちただしとする.このとき,もしがを満たし,さらにがの整数倍でなければ,であることを示せ.
(3) 一般に,逆行列をもつ任意の行列は,ある角の回転を表わす行列と,左上が正,左下がであるような行列との積として表わされる.行列に対応する次変換を考えることによって,このことを示せ.
(4) をみたす行列は,がの整数倍でなければ,ちょうど個存在し,がの整数倍ならば,無限に多く存在することを示せ.