1979 京都大学 文系・理系

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1979 京都大学 文系・理系

文系

配点30点

理系【5】の類題

易□ 並□ 難□

【1】 平面上に 6 つの定点 A1 A2 A3 A4 A5 A6 があって,どの 3 点も 1 直線上にはない.この 6 点のうちから 3 点を任意に選ぶ.選んだ 3 点を頂点とする 3 角形の重心と,残りの 3 点を頂点とする 3 角形の重心とを通る直線は, 3 点の選び方に無関係な一定の点を通ることを示せ.

1979 京都大学 文系・理系

文系,理系共通

配点30点

易□ 並□ 難□

【2】  f( x)=1 +2cos x+3sin x とする.すべての x に対して a f(x )+b f(x c)= 1 が成り立つように,定数 a b c を定めよ.

1979 京都大学 文系・理系

文系

配点25点

易□ 並□ 難□

(第 1 行)   1 1 1 1
   \/ \/ \/
(第 2 行)   1 2 2 2 1
   \/ \/ \/ \/
(第 3 行)  1 3 4 4 3 1
   \/ \/ \/ \/ \/
(第 4 行) 1 4 7 8 7 4 1

⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯

【3】 右の表のように,次の規則によって数列を順に並べる.

(ア) 第 1 行は 1 1 1 1 である.

(イ) 第 2 行以下では,左右両端の数は 1 であり,その他の数は左上の数と右上の数との和である.

n 行の数列を A0 n A1 n Ak n An +2 n と書けば

(1+ x2) ( 1+x) n= k= 0n+2 Ak n xk

が成り立つこと示せ.



1979 京都大学 文系・理系

文系,理系共通

配点35点

易□ 並□ 難□

【4】  2 人の人が 1 つのサイコロを 1 回ずつふり,大きい目を出したほうを勝ちとすることにした.ただし,このサイコロは必ずしも正しいものではなく, k の目のでる確率は p k である k=1 2 3 4 5 6 ). このとき

(1) 引き分けになる確率 P を求めよ.

(2)  P 16 であることを示せ.また, P= 16 ならば, pk= 16 である k=1 2 3 4 5 6 ことを示せ.

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文系

配点30点

易□ 並□ 難□

【5】  2 nn> n をみたす自然数 n の範囲を求めよ.

1979 京都大学 文系・理系

理系

配点25点

易□ 並□ 難□

【1】 次の条件を満たしていて,かつ最高次の係数が 1 である x の整式 P 1( x) P2 (x ) P3 (x ) を求めよ.

(1)  P1 (x ) 1 次式であって,どんな定数 C に対しても

-11 P1 (x )C dx= 0

(2)  P2 (x ) 2 次式であって, 1 次以下のどんな整式 f (x ) に対しても

-11 P2 (x )f (x) dx= 0

(3)  P3 (x ) 3 次式であって, 2 次以下のどんな整式 f (x ) に対しても

-11 P3 (x) f( x) dx=0

1979 京都大学 文系・理系

理系

配点35点

易□ 並□ 難□

【3】(1) 変数 t t >0 の範囲を動くとき

f( t)= t+ 1t +t+ 1t+1

g( t)=t + 1t t+ 1t+ 1

について, f( t) の最小値は 2 +3 g( t) の最大値は 2 3 であることを示せ.

(2)

a=x 2+x y+y2 b=p xy c=x+ y

とおく.任意の正数 x y >0 に対して a b c 3 辺の長さとする3 角形がつねに存在するように, p の値の範囲を定めよ.

1979 京都大学 文系・理系

理系

配点35点

文系【1】の類題

易□ 並□ 難□

【5】 中心が O である定円の周上に 6 つの定点 A1 A2 A3 A4 A5 A6 がある.このとき

(1)  O A1 + O A2 + O A3 = OH となるように点 H をとれば,点 H A1 A2 A3 の垂心であることを示せ.

(2)  6 Ak k=1 2 3 4 5 6 のうちから 3 点を任意に選ぶ.選んだ 3 点を頂点とする 3 角形の垂心と,残りの 3 点を頂点とする 3 角形の重心とを通る直線は, 3 点の選び方に無関係な一定の点を通ることを示せ.

<注意>  3 角形の各頂点からその対辺にひいた 3 つの垂線は 1 点で交わる.この交点をその 3 角形の垂心という.

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理系

配点40点

易□ 並□ 難□

【6】 平面上に動点 P がある.時刻 t t0 のときの P の座標 (x, y) は次の式で与えられる.

( xy )=e at ( cosb tsin bt sinbt cosb t) ( c1 c2 )

ただし, a b c1 c2 は定数であって a>0 b>0 であり,定点 C (c 1,c2 ) は原点 O (0, 0) とは異なるものとする.このとき

(1) 動点 P の速度ベクトルと動径 OP のなす角は一定であることを示せ.

(2) 動点 P が C を出発したのち,線分 OC と最初に交わる点を C1 2 回目に交わる点を C2 とする.一般に,第 k 回目に OC と交わる点を Ck とする. P の経過した道のり CC 1 C 1C 2 C kC k+1 は等比数列であることを示せ.

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