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1979-10541-0101
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1979 京都大学 文系・理系
文系
配点30点
理系【5】の類題
易□ 並□ 難□
【1】 平面上に 6 つの定点 A1 , A2 , A3 , A4 , A5 , A6 があって,どの 3 点も 1 直線上にはない.この 6 点のうちから 3 点を任意に選ぶ.選んだ 3 点を頂点とする 3 角形の重心と,残りの 3 点を頂点とする 3 角形の重心とを通る直線は, 3 点の選び方に無関係な一定の点を通ることを示せ.
1979-10541-0102
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文系,理系共通
【2】 f⁡( x)=1 +2⁢cos⁡ x+3⁢sin ⁡x とする.すべての x に対して a⁢ f⁡(x )+b⁢ f⁡(x −c)= 1 が成り立つように,定数 a , b , c を定めよ.
1979-10541-0103
配点25点
⋯
【3】 右の表のように,次の規則によって数列を順に並べる.
(ア) 第 1 行は 1 , 1 , 1 , 1 である.
(イ) 第 2 行以下では,左右両端の数は 1 であり,その他の数は左上の数と右上の数との和である.
第 n 行の数列を A0 n , A1 n , ⋯ , Ak n , ⋯ , An +2 n と書けば
(1+ x2) ⁢( 1+x) n= ∑k= 0n+2 Ak n ⁢xk
が成り立つこと示せ.
1979-10541-0104
配点35点
【4】 2 人の人が 1 つのサイコロを 1 回ずつふり,大きい目を出したほうを勝ちとすることにした.ただし,このサイコロは必ずしも正しいものではなく, k の目のでる確率は p k である ( k=1 , 2 , 3 , 4 , 5 , 6 ). このとき
(1) 引き分けになる確率 P を求めよ.
(2) P≧ 16 であることを示せ.また, P= 16 ならば, pk= 16 である ( k=1 , 2 , 3 , 4 , 5 , 6 ) ことを示せ.
1979-10541-0105
【5】 2 nn> n をみたす自然数 n の範囲を求めよ.
1979-10541-0106
理系
【1】 次の条件を満たしていて,かつ最高次の係数が 1 である x の整式 P 1⁡( x), P2⁡ (x ), P3⁡ (x ) を求めよ.
(1) P1⁡ (x ) は 1 次式であって,どんな定数 C に対しても
∫ -11 P1 ⁡(x )⁢C ⁢dx= 0
(2) P2⁡ (x ) は 2 次式であって, 1 次以下のどんな整式 f⁡ (x ) に対しても
∫ -11 P2 ⁡(x )⁢f⁡ (x) ⁢dx= 0
(3) P3⁡ (x ) は 3 次式であって, 2 次以下のどんな整式 f ⁡(x ) に対しても
∫ -11 P3⁡ (x) ⁢f⁡( x)⁢ dx=0
1979-10541-0107
【3】(1) 変数 t が t >0 の範囲を動くとき
f⁡( t)= t+ 1t +t+ 1t+1
g⁡( t)=t + 1t −t+ 1t+ 1
について, f⁡( t) の最小値は 2 +3 , g⁡( t) の最大値は 2− 3 であることを示せ.
(2)
a=x 2+x⁢ y+y2 , b=p⁢ x⁢y , c=x+ y
とおく.任意の正数 x , y ( >0 ) に対して a , b , c を 3 辺の長さとする3 角形がつねに存在するように, p の値の範囲を定めよ.
1979-10541-0108
文系【1】の類題
【5】 中心が O である定円の周上に 6 つの定点 A1 , A2 , A3 , A4 , A5 , A6 がある.このとき
(1) O A1 →+ O A2 →+ O A3 →= OH→ となるように点 H をとれば,点 H は ▵ A1 A2 A3 の垂心であることを示せ.
(2) 6 点 Ak ( k=1 , 2 , 3 , 4 , 5 , 6 ) のうちから 3 点を任意に選ぶ.選んだ 3 点を頂点とする 3 角形の垂心と,残りの 3 点を頂点とする 3 角形の重心とを通る直線は, 3 点の選び方に無関係な一定の点を通ることを示せ.
<注意> 3 角形の各頂点からその対辺にひいた 3 つの垂線は 1 点で交わる.この交点をその 3 角形の垂心という.
1979-10541-0109
配点40点
【6】 平面上に動点 P がある.時刻 t ( t≧0 ) のときの P の座標 (x, y) は次の式で与えられる.
( xy )=e −a⁢t ⁢( cos⁡b⁢ t−sin⁡ b⁢t sin⁡b⁢t cos⁡b ⁡t) ⁢( c1 c2 )
ただし, a , b , c1 , c2 は定数であって a>0 , b>0 であり,定点 C (c 1,c2 ) は原点 O (0, 0) とは異なるものとする.このとき
(1) 動点 P の速度ベクトルと動径 OP のなす角は一定であることを示せ.
(2) 動点 P が C を出発したのち,線分 OC と最初に交わる点を C1 , 第 2 回目に交わる点を C2 とする.一般に,第 k 回目に OC と交わる点を Ck とする. P の経過した道のり CC 1⏜ , C 1C 2⏜ , ⋯ , C kC k+1 ⏜ , ⋯ は等比数列であることを示せ.