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1988-10541-0101
1988 京都大学 A日程
教育学部
配点30点
易□ 並□ 難□
【1】 a は実数とする.
(1) 方程式 x 4+2⁢ a⁢x2 −a+2= 0 が実数解をもたないような a の範囲を求めよ.
(2) x4+ 2⁢a⁢ x2−a +2 の最小値を m ⁡(a ) とする. a が(1)の範囲内にあるとき, m⁡( a) の最大値を求めよ.
1988-10541-0102
教育学部・理系共通
【2】 三角形 ABC において,辺 AB , BC , CA をそれぞれ 2 :1 に内分する点を A1 , B1 , C1 とし,また線分 A1 B1 , B1 C1 , C1 A1 をそれぞれ 2 :1 に内分する点を A2 , B2 , C2 とする.このとき,三角形 A2 B2 C2 は三角形 ABC に相似であることを示せ.
1988-10541-0103
教育学部は配点30点,理系は配点35点
理系は【1】
【3】 実数 a , b に対し, f⁡( x)= x2+a ⁢x+b , g⁡( x)=f ⁡(f⁡ (x) ) とする.
(1) g⁡( x)−x は f ⁡(x )−x で割り切れることを示せ.
(2) g⁡( p)=p かつ f ⁡(p )≠p をみたす実数 p が存在するような点 (a,b ) の範囲を図示せよ.
1988-10541-0104
【4】 円 C 上に 2 つの定点 P , Q がある. C 上を動く点 X に対し, X から P , Q までの距離の積が最大となるのは, X がどのような点のときか.
1988-10541-0105
30点
【5】 一辺の長さが 1 の正方形と,一辺の長さが 2 の正方形でできたタイルが多数大きな袋に入っている.でたらめにタイルを一枚取り出すとき,小さいタイルが取り出される確率を p , 大きいタイルが取り出される確率を q =1−p とする.縦の長さが 3 , 横の長さが 6 の長方形に,取り出されたタイルを敷きつめていくとき,ちょうど n 回でこの長方形が過不足なく敷きつめられる確率を求めよ.
1988-10541-0106
理系
配点35点
【3】 A=( 2-3 -1 2) とする.
(1) ( x′ y′ )=A⁢ (x y) で, x2− 3⁢y2 =1 , x>0 , y≧1 ならば, x′ 2−3 ⁢y′ 2=1 , 0≦y ′<y が成立することを示せ.
(2) x , y が x 2−3⁢ y2= 1 をみたす自然数ならば,ある自然数 n をとると ( 1 0)= An⁢ (x y ) となることを示せ.
1988-10541-0107
【4】 各辺の長さが 2 の正四面体 ABCD を座標空間内で考える.辺 AB は x 軸上にあって,その中点は原点 O と一致し,辺 CD の中点 M は z 軸の正の部分にあるとする.また, 0<t< 1 をみたす実数 t について,線分 OM を t :(1 −t) の比に内分する点を通り, OM に垂直な平面を α とする.
(1) 2 頂点 C , D の座標を求めよ.ただし, C の y 座標は正であるとする.
(2) 平面 α による正四面体 ABCD の切口は,どのような平面図形か.
(3) 平面 α で分けられた正四面体 ABCD の 2 つの部分のうち,原点に近い部分の体積を求めよ.
1988-10541-0108
【6】 単位を cm とする. y= ax+ b, 0≦y≦ 8 で表される曲線を y 軸のまわりに回転させて作った曲面を側面にもつような,底の平らな容器がある.ただし,上面の半径は 1⁢ cm , 底面の半径は 5⁢ cm である.
(1) この容器に深さ 6⁢ cm まで水を入れたときの水の体積を求めよ.
(2) この容器に毎秒 k⁢ cm3 の割合で水を入れるとき,深さ 3⁢ cm のときの水面の上昇速度を求めよ.