【5】 を微分可能な関数とする.連続関数に対して,
とおく.任意のに対して,が微分方程式
の解となるとき,関数を求める.次の空欄ア〜コにあてはまる数式または数値を解答欄に記入せよ.
まず,を恒等的にとしておく.と変数変換すると,
となる.これを微分すると,だから,より
となる.の両辺を微分して,についての微分方程式
が得られる.
から,が求められる.この初期条件のもとでを解くと,
となる.逆に,このをへ代入し,
これを微分して,
となり,をみたすことがわかる.以上により,に限られることがわかった.