1990 京都大学 前期

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1990 京都大学 前期

文系

配点30点

理系【1】の類題

易□ 並□ 難□

【1】  2 つの曲線 y =x3 x y =x2 a a>0 が 1 P を通り, P において共通の接線をもっている.このとき

(1)  a の値を求めよ.

(2)  2 つの曲線で囲まれた部分の面積を求めよ.

1990 京都大学 前期

文系・理系共通

配点30点

易□ 並□ 難□

【2】 三角形 ABC において, ∠B=60 ° B の対辺の長さ b は整数,他の 2 辺の長さ a c はいずれも素数である.このとき三角形 ABC は正三角形であることを示せ.

1990 京都大学 前期

文系,理系共通

配点30点

易□ 並□ 難□

【3】 行列 A =( ab cd ) で表わされる 1 次変換を f B=( ac bd ) で表わされる 1 次変換を g とする.

(1) どんなベクトル u v に対しても,内積の間に f (u ) v= u g( v ) の関係が成り立つことを示せ.

(2)  f が原点 O を通る直線 l をそれ自身にうつすとする. l 上に O と異なる点 P をとり, P f による像を Q g による像を R とする.このとき,次の(イ)(ロ)のいずれかが成り立つことを示せ.

(イ)  Q= R

(ロ)  3 Q R O は直角三角形の頂点となる.

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文系

配点30点

易□ 並□ 難□

【4】  f( x)= (x 1) 3+x f1 (x) =f( x) とし, n2 に対して, fn (x) =f( fn1 ( x) ) とする.

(1)  y=f (x ) のグラフをかけ.

(2) どんな n 1 についても, fn (x) =x の解は x =1 に限ることを示せ.

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文系

配点30点

理系【5】の類題

易□ 並□ 難□

【5】 正 N 角形 N3 の頂点に 0 1 N1 と時計まわりに番号がつけてある.頂点 0 を出発点とし,サイコロを投げて出た目の数だけ頂点を時計まわりに移動し,着いた頂点の番号を X とする.次にもう1度サイコロを投げて出た目の数だけ,頂点 X から時計まわりに移動し,着いた頂点の番号を Y とする.

 このようにして定めた確率変数 X Y について

(1)  N=5 のとき, X Y は互いに独立か.

(2)  N=6 のとき, X Y は互いに独立か.

 ただし確率変数 X Y が互いに独立であるとは, X=i となる確率 P (X =i) X =i かつ Y =j となる確率 P (X =i,Y= j) との間に,次の等式(*)が任意の i j 0i jN 1 について成り立つことである.

(*)  P( X=i,Y =j)= P( X=i) P( Y=j )

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理系

配点30点

文系【1】の類題

易□ 並□ 難□

【1】  2 つの曲線 y =x3 x y =x2 a が 1 P を通り, P において共通の接線をもっている.この 2 つの曲線で囲まれた部分の面積を求めよ.

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理系

配点35点

易□ 並□ 難□

【4】 半径 1 12 r の同心円の間に半径 r の円が n 個,互いに交わらずに入っているという状態を考える. n 2 を固定した上で, r を変化させる.

(1)  r 0 <r sin πn 1+sin πn の範囲になければならないことを示せ.

(2) これら n +2 個の円の面積の総和が最小となる r の値を求めよ.

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理系

配点35点

文系【5】の類題

易□ 並□ 難□

【5】 正 N 角形の頂点に 0 1 N1 と時計まわりに番号がつけてある.頂点 0 を出発点とし,サイコロを投げて出た目の数だけ頂点を時計まわりに移動し,着いた頂点の番号を X とする.次にもう1度サイコロを投げて出た目の数だけ,頂点 X から時計まわりに移動し,着いた頂点の番号を Y とする.

 このようにして定めた確率変数 X Y について

(1)  N=5 6 のとき, X Y は互いに独立か.

(2)  X Y が互いに独立となる N N3 をすべて定めよ.

 ただし確率変数 X Y が互いに独立であるとは, X=i となる確率 P (X =i) X =i かつ Y =j となる確率 P (X =i,Y= j) との間に,次の等式(*)が任意の i j 0i jN 1 について成り立つことである.

(*)  P( X=i,Y =j)= P( X=i) P( Y=j )

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理系

配点35点

易□ 並□ 難□

【6】 円 C x2+ y2=1 を内部に含む楕円 D x 2a2 + y2b 2=1 a>0 b>0 がある. D 上の 1 P (0, b) から C 1 つの接線をひき,その延長が再び D と交わる点を Q とする. Q から C PQ とは異なる接線をひき,その延長が再び D と交わる点を R とする. R から C QR と異なる接線をひき,その延長が再び D と交わる点を S とすると, S= P となった.このとき a b の関数として表わせ.

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