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1995 東京大学 後期

理科I類

易□ 並□ 難□
  1
  1 1
  1 2 1
  1 3 3 1
  1 4 6 4 1
  1 5 10 10 5 1
  1 6 15 20 15 6 1
  1 7 21 35 35 21 7 1
1 8 28 56 70 56 28 8 1

【1】 パスカル 3 角形の第 n 行の部分和

Pn = k= 1n C3 k n Qn = k= 1n C3 k+1 n Rn = k= 1n C3 k+2 n

として数列 { Pn } { Qn } { Rn } を定義する.ただし, k>n のとき Ck n =0 とする.

(1)  Pn +1 Qn +1 Rn +1 Pn Q n R n の式として表せ.

(2) 一般項 Pn Q n Rn を求めよ.

(3)  P12 Q12 R12 を求めよ.



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理科I類

易□ 並□ 難□

【2】 平面上に 2 P Q があり, P Q の距離は 1 であるとする.このとき,次の(条件)をみたす 3 角形 ABC の面積 S の最大値を求めたい.

(条件)  3 角形 ABC は与えられた平面上にあり,各頂点 A B C から P までの距離または Q までの距離のうち,少なくとも一方は 1 以下である.

(1)  P を中心とする半径 1 の円周を E Q を中心とする半径 1 の円周を F とする.上の(条件)の下で最大面積をもつ 3 角形の頂点 A B C はそれぞれ E または F の上にあることを示せ.

(2) この二つの頂点 A B は円周 E 上にあるとして,この円の中心 P から弦 AB におろした垂線の長さを p とする. p を固定したとき,(条件)をみたす 3 角形 ABC の面積 S が最大となるならば,直線 AB と直線 PQ は直交することを示せ.

(3) (条件)をみたす 3 角形 ABC の面積 S の最大値を求めよ.

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易□ 並□ 難□

【3】  1 から 13 まで,それぞれ違った数字が書かれたカードが 1 枚ずつ 13 枚ある.このカードを使って, A B 2 人が次のルールでゲームをする.

○  A B は最初に 2 枚ずつカードをもつ.相手のカードの数字は見えない.

○ まず, A 1 枚のカードを数字が見えるようにして出し, B はそれを見て 1 枚のカードを出す.数字の大きいカードを出した者が 1 点を得る.

○ 次に,残りのカードを出しあって,数字の大きいカードを出した者が 1 点を得る.

○ この際, A B はおのおのの得点が最大になるようにカードを出すものとする.

(1) カードが配られた後, A は手持ちのカードのうち,数字が大きいものを最初に出した方が有利か,不利か,あるいはどちらを出しても同じか.

(2)  A B に無作為に 2 枚ずつカードを配った場合, A の得る点数の期待値を求めよ.

(3)  A はカードの数字の合計が 14 となるような 2 枚のカードを最初に選んで持っているものとする. B は残りのカードから無作為に 2 枚のカードを選んでゲームを行なう.この場合, A ははじめにどのようにカードを選べば A の得る点数の期待値が最大となるか,また最小となるか.それぞれの場合の得点の期待値を求めよ.

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